ブラウン・ブラフ(Brown Bluff)
南極海峡の南東にそびえる氷に覆われた火山性の断崖で、ウェッデル海の北岸近くに位置するブラウン・ブラフ。
ブラウン・ブラフの玄武岩群
約100万年前、直径12km以上の巨大な火山の一部であった錆色の玄武岩質凝灰岩でできているこの断崖絶壁。 ブラウン・ブラフは南極大陸の一部であり、ウェッデル海の探検クルーズで人気の高い場所です。
ブラウン・ブラフのビーチ
崖の下には約3kmの海岸がありますが、両側は大きな氷河が隣接する海に流れ出ているため、氷山やブラッシュアイス(小さな流氷のかけら)があり、ブラウン・ブラフへのアクセスが遮断されることがあります。また、海岸は風、波、潮流にさらされるため、上陸(離岸)するのも難しいです。
ブラウン・ブラフの野鳥の生態
崖の下の斜面では、ユキドリやマダラフルマカモメが繁殖しています。岩場の上には、約2万ペアのアデリーペンギンの繁殖地が広がり、約600ペアのゼンツーペンギンの繁殖地も見られます。ヒョウアザラシはペンギンを狩るためにブラウン・ブラフの海岸をしばしばパトロールし、クジラは南極海峡を頻繁に回遊しています。
【南極旅行/オーシャンワイド南極の手引き】
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