ブリーカー島(Bleaker Island)
ラフォニアの南、東フォークランド海域に浮かぶブリーカー島は、かつてその長い形からロングアイランドと呼ばれていました。
ブリーカー島の長さ、幅、海岸線
ブリーカー島は長さ19km、幅1.5kmと小さく、そのため長いビーチがいくつもあります。そのひとつが長さ2kmのサンディービーチで、ブリーカー島南西部の海岸の断崖絶壁とは対照的な美しさを見せています。
ブリーカー島の専属ナチュラリスト
ブリーカー島の著名な住人は、1908年から1920年代までここに暮らしたアーサー・コブです。コブは情熱的な博物学者で、島での出来事を記録し、後にそれを出版しました。 彼の名前は、フォークランド諸島に固有のフォークランドミソサザイ(Troglodytes cobbi)という鳥の種と同様に、彼の名前を冠した島のロッジを通して今も生き続けています。
ブリーカー島の保護と植物
ブリーカー島の現在のオーナーは、小さな有機羊牧場を経営しており、島の一部は自然保護区と野生動物保護区に指定されています。ブリーカー島では79種類もの草花が記録されており、タソックグラスは鳥の繁殖に最適な生息地となっています。
ブリーカー島の豊穣な鳥たち
ブリーカー島はバードライフ・インターナショナルによって重要鳥類生息地に認定され、40種近くの鳥類が繁殖しています。
島には大きなズグロムナジロヒメウのコロニー(9,000ペア)があり、カンムリカラカラ、フォークランドカラカラ、トウゾクカモメ、チャガシラコバシガン、tussock birds、ナンベイタシギ、キンセイチョウ、カオグロイワタイランチョウが生息しています。
また、ブリーカー島にはゼンツー、マゼラン、イワトビペンギンの3種のペンギンが生息しています。
【南極旅行/オーシャンワイド南極の手引き】
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