ハーフムーン島(Half Moon Island)
ウェッデルアザラシ、ヒゲペンギン、その他の海鳥が時々見られる南極の小さな島。
ハーフムーン島の見どころ
南極のハーフムーン島は、サウスシェトランド諸島のひとつで、マクファーレン海峡に位置しています。アルゼンチンの研究拠点カマラ基地があります。ハーフムーン島に上陸すると、ウェッデルアザラシやヒゲペンギンなど、南極の野生動物に出会えるかもしれません。
ハーフムーン島の動植物
バードライフ・インターナショナルによって重要鳥類生息地に指定されているハーフムーン島は、オオトウゾクカモメの繁殖地として知られています。しかし、他にも多くの鳥が繁殖しています。
キバナウ、マダラフルマカモメ、サヤハシチドリ、チャイロオオトウゾクカモメ、アシナガウミツバメ、ナンキョクアジサシ、ミナミオオセグロカモメ、そして前述のヒゲペンギンです。ハーフムーン島では、ミナミゾウアザラシやナンキョクオットセイなど数種類のアザラシを見ることができますが、最もよく見られるのはウェッデルアザラシです。
また、ザトウクジラなどのクジラもよく見られます。ハーフムーン島の植物相は、コケや地衣類が数種類生育しています。また、南極大陸に自生する2 つの顕花植物のうちの1つであるナンキョクコメススキを見ることができます。
南極の厳しい環境下で生き残ることができたのは、地中に深く根を張り、険しい地形でわずかな養分しか取り出せないからです。
【南極旅行/オーシャンワイド南極の手引き】
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