エレファント島(Elephant Island)
南極半島の先端に位置するこの島は、その象の頭のような形と、かつてその海岸に住んでいたアザラシから名づけられました。
その名も「エレファント島」
エレファント島は、南極半島の北端から245kmに位置し、ゼンツーペンギンやヒゲペンギンを見学できる場所でもあります。1821 年のロシアの第一次南極探検隊が海岸沿いで見たゾウアザラシにちなんで名付けられたエレファント島の東側は、象の鼻に似ていると言われることもあります。
しかし、地形が侵食されたため、残念ながらゾウアザラシが生息する場所は少なくなってしまいました。
エレファント島、アーネスト・シャクルトン、エンデュアランスの密航者
1916年、シャクルトンの探検船エンデュアランス号が沈没した後、彼と彼の乗組員は、エレファント島への過酷な旅をしました。密航者から船乗りとなったパース・ブラックボローが最初に足を踏み入れました。
シャクルトンと5人の隊員は助けを求めてサウスジョージア島に向かい、他の22人は帰還までの4ヶ月余り、ポイント・ワイルドに小屋を建ててエレファント島で過ごしました。チリ海軍の将校ルイス・アントニオ・パルド・ビラロンは、救助した船の船長でした。
この地域には歴史的建物に認定されている彼の胸像があり、通常、ゾディアックや船から近くまで行って見ることができます。
【南極旅行/オーシャンワイド南極の手引き】
前のページへ 次のページへ