デセプション島(Deception Island)
南極半島の北、サウスシェトランド諸島にある火山島。
デセプション島とネプチューン・ベローズ
南極半島クルーズでは、活火山のカルデラであるこのリング状の島が人気です。カルデラの直径は約15kmで、片側にはネプチューンズ・ベローズと呼ばれる狭い入り口があります。この見事な通路を通り、水没したクレーターの向こう側まで航行できることもあります。
デセプション島の火山は活発なので、カルデラ内では今でも地熱活動が行われています。海水温が70℃を記録したこともあり、最近では1970年にも噴火が起きています。1820年以来、アザラシや捕鯨船、探検家や科学者がこの島のポート・フォスター(フォスター港)に入港しており、今でもその痕跡を見ることができます。
ホエラーズ・ベイ、ベイリーヘッド、ヒゲペンギン
ノルウェーの捕鯨施設「ホエラーズ・ベイ」には、白骨化した鯨の骨や木樽など20世紀の捕鯨の遺物が残っており、1969年の噴火で避難したイギリスの科学観測所の古い建物もあります。カルデラ内の野生動物はそれほど多くはありませんが、数種の鳥類がカルデラの崖の上で繁殖しています。
デセプション島の外側には、めったに見られない南極のハイライトがあります。約 50,000 ペアのヒゲペンギンが繁殖するベイリー・ヘッドです。 残念ながら、デセプション島のその地域は上陸条件が難しいため、営巣地を訪れることができないことがよくあります。
デセプション島の野生動物
カルデラ内の野生動物は少ないですが、カルデラの海岸や崖には、マダラフルマカモメ、アシナガウミツバメ、スジハラアシナガウミツバメ、ミナミオオセグロカモメ、チャイロオオトウゾクカモメ、オオトウゾクカモメ、キョクアジサシなど数千羽が繁殖しています。
また、ペンギンやアザラシがネプチューン・ベローズを通ってカルデラに入り、温水浴を楽しむこともあります。
デセプション島ハイキング
デセプション島は氷に覆われていないため、ウォーキングに最適です。ホエラーズ・ベイから、ネプチューンズ・ウインドウとサウス・イースト・ポイントの上にある展望台まで、ハイキングするのもいいでしょう。
この頂上からは、ポート・フォスターや「ミシン針」と呼ばれる小さな岩柱を眺めることができます。ポート・フォスターの北西にあるテレフォン・ベイ(Telefon Bay)でも、素晴らしいハイキングと景色を楽しむことができます。
【南極旅行/オーシャンワイド南極の手引き】
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