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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

ポート・ロックロイ(Port Lockroy)

1944 年に建設された元英国基地であるポート・ロックロイは、南極半島近くのゴーディエ島(Goudier Island)にあります。

 

 

ポート・ロックロイの人々とペンギンたち

ポート・ロックロイは、南極半島に近いウィンケ島(Wiencke Island)の南西、ゴーディエ島の風光明媚な湾沿いに位置する旧南極基地です。

フランスの探検家ジャン・バティスト・シャルコーが1903年から1905年にかけて行った探検で、この湾を発見し、探検の資金援助をした政治家の名前をとってポート・ロックロイと名づけられたのがこの施設の名前の由来です。この場所は、英国南極遺産トラストによって管理されており、ゼンツーペンギンの繁殖が盛んです。

ポート・ロックロイは、ペンギン郵便局として知られ、世界最南端の郵便局があることで最も有名です。

 

ポート・ロックロイ、基地A、タバリン作戦

第二次世界大戦中、英軍は現在のポート・ロックロイの施設の場所に基地Aを設置しましたが、基地はここに建設される予定は全くありませんでした。当初はホープベイに建設される予定でしたが、氷に阻まれ上陸できませんでした。ポート・ロックロイの基地Aを設立したイギリスの秘密探検隊は、「タバリン作戦」と呼ばれました。

 

ポート・ロックロイを自分の目で見る

ポート・ロックロイは訪問者に多くの楽しみを提供します。地球最南端の郵便局、小さな博物館、品揃えの豊富なギフトショップ、そしてこの地域を故郷と呼んでいる多数の繁殖中のゼンツーペンギンの営巣地があり、よく保存された場所です。また、この地にはさまざまな歴史的意義があります。

タバリン作戦に関連するだけでなく、現在ポートロックロイの郵便局がある建物は、後に英国南極観測所となるものの出発点でした。とはいえ、ポート・ロックロイを訪れる際には、現実的な期待をしておくことが大切です。この地域は海鳥が繁殖しているため、多くの規制がありますし、上陸地点は岩場なので、機敏な動きが必要です。

また、ポート・ロックロイの建物に一度に入ることができるお客様の数は限られています。これはスタッフが監視しており、行列ができることもしばしばです。

そのため、ポート・ロックロイでの滞在時間は比較的短くすべてのお客様にこの場所を体験していただけるよう、通常はポート・ロックロイでの上陸とゾディアッククルーズや近くのジュグラ・ポイント(Jougla Point)での上陸を組み合わせています。

 

 

【南極旅行/オーシャンワイド南極の手引き】

 

 

 

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