ノイマイヤー海峡(Neumayer Channel)
ジェルラッシュ海峡のすぐ南東にある氷河に縁取られた水路であるノイマイヤー海峡は、アンヴァース島とウィンケ島を隔てています。
ノイマイヤー海峡の迷路
ノイマイヤー海峡はS字型をしており、迷路のように入り組んでいるように感じられます。また、特にクルージングシーズン初期には流氷で塞がれることが多いです。ノイマイヤー海峡の長さは約25kmで、多くの部分で幅が 2.5 km 以下の狭い水路ですが、深さは 200 メートル以上あり、大型船が通過できます。
ノイマイヤー海峡の科学的な名前の由来
ベルギー人探検家アドリアン・ド・ジェルラッシュは、1897年から1899年にかけての南極探検で航行したドイツの探検家・科学者ゲオルク・フォン・ノイマイヤーの名をとってノイマイヤー海峡と名づけました。
高い山々、氷に覆われた崖、険しい氷河、そして時折クジラが目撃されることから、ノイマイヤー海峡は南極半島で最も望ましい航路の1つと見なされています。南極大陸のもう一つの有名な観光スポットであるポートロックロイは、この水路沿いにあります。
【南極旅行/オーシャンワイド南極の手引き】
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