クーバービル島（Cuverville Island）
クーバービル島
南極大陸の険しい山々と氷河に囲まれたエレラ海峡の入り口に立つクーバービル島。この島は高さ252mの岩山で、麓には長い砂利浜が広がり、ゼンツーペンギンの大きな営巣地があります。
クーバービル島の豊かなペンギンたち
約6,500ペアのゼンツーペンギンが生息するクーバービル島は、南極半島で最大の繁殖地です。この個体群は、バードライフ・インターナショナルによって「鳥類と生物多様性の重要地域」に認定されています。また、ナンキョクコメススキ（Deschampsia antarctica）やナンキョクミドリナデシコ（Colobanthus quitensis）などの植物相も貴重です。
ゾディアッククルーズでクーバービル島を見学
氷山がしばしば座礁し、ミンククジラがエレラ海峡を頻繁に回遊するこの島周辺の海域は、ゾディアッククルーズに最適な場所です。
クーバービル島でタイムスリップ
探検家のアドリエン・ド・ジェルラシは、1897年から1899 年にかけてここで南極探検隊を率い、フランス海軍の海軍中将にちなんでこの島に名前を付けました。 当時、未知の場所に探検のスポンサーの名前を付けるのが一般的でした。
例えば、ウィルヘルミナ湾 ― だけでなく、探検中に亡くなった人々ーダンコ島とヴィンケ島 ― またはシャーロット湾のように故郷で待っていた愛する人の名前を付けることもありました。
【南極旅行／オーシャンワイド南極の手引き】
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