乗船／ウシュアイア出港
夕刻、いよいよ待ちに待った南極へ向けてウシュアイアを出港します。本船はビーグル水道を進みます。この水道は、チャールズ・ダーウィンが世界周航したビーグル号にちなんで名づけられたことでも有名です。私たちの船出を祝うかのように山裾に開けたウシュアイアの町が夕日を浴びて光り輝き、船尾には多くの海鳥が追いかけてきます。

南極半島とサウスシェトランド諸島
ドレーク海峡横断を終える頃、船の進行方向左手に急峻な山々や巨大な氷河などの南極半島、そして、海には潮を吹くクジラや元気よく泳ぐペンギンなどが見えてきます。エクスペディション・チームが氷の状態や天候を確認しながら、適宜次なる目的地へとご案内いたします。巨大な氷山や入り組んだ地形をくぐり抜け、クジラがエサを食みにやってくる海域やアゴヒゲペンギンの営巣地へとご案内いたします。

南極に上陸する時が訪れます。ネコ・ハーバーやオルネ湾、パラダイス湾、ピーターマン島、プレノウ島にはたくさんの上陸ポイントがあります。天候に左右されることもありますが、各上陸ポイントによって自然の風景や野生動物はがらりと様変わりしますので次々と新しい発見をお楽しみいただけます。

アドベンチャー・オプションにはなりますが、お客様自身でオールを握って探索して頂く「カヤック」や陸上での「オーバーナイト・キャンプ」もご用意しております。ご希望次第でかけがえのない南極での時間を格別のものにして頂くことができます。

南極半島沿岸を北上
この行程に差しかかるころには、アデリーペンギンやアゴヒゲペンギン、ゼンツーペンギンなどや、ヒョウアザラシ・ウェッデルアザラシ、オットセイなどの違いは、簡単に言い当てることが出来るようになっていることと思います。パズルのような不思議な形の氷山片や氷を指す用語にも親しくなっていることでしょう。1日2回の上陸観光やゾディアック・クルージングでは、エクスペディション・チームが常に目を見張らせていますので、野生動物の観察や雄大な氷河の景色をお楽しみいただけます。

ウシュアイア入港／下船
午前、ウシュアイアに入港。
南極クルーズに別れを告げ下船します。その後、クォーク社のスタッフがウシュアイア空港までお送りいたします。

＜重要なお知らせ＞
南極クルーズは、綿密な計画のもとおこなわれますが、明示した日程はあくまでも概要であって予定としてご参照ください。最終の日程は、気象、海象、氷の条件によって決定されますので、予めご了承の上、ご参加賜りますようお願い申し上げます。