シーライオン島（フォークランド諸島）
夜間の間、フォークランド諸島の南海岸を南下し、群島の最南東を航海します。
吹きさらし荒野のシーライオン島の近くで、ゾディアックボートを利用して上陸し野生生物の営巣地を見学します。

ゼンツーペンギン、マゼランペンギン、イワトビペンギンの3種類のペンギンが近くに生息しています。ミナミゾウアザラシやオタリアがビーチにいてkingcormorantsやフォークランドカラカラも目にします。フナガモも生息していることで良く知られています。

天候が良ければ、フォークランド諸島の東海岸にあるもう一つの居住地がある近隣のブリーカー島を訪れます。夜に、サウスジョージア島に向けて、スコシア海を航海します。

サウスジョージア島
サウスジョージア島はよく「南極のセレンゲッティ」と呼ばれていますが、岩礁で起伏の激しい湾に近づくとその理由が分かるでしょう。

ゾディアックボートで上陸し、エルスフル（Elsehul）湾の近くの島を探検します。多くのオットセイや巨大なゾウアザラシが黒砂の海岸を占拠しています。ソールズベリー平野、セントアンドリューズ湾、ゴールドハーバーには、キングペンギンの親子が約10万羽営巣しています。
また、この島には、たくさんのアホウドリの繁殖地があり、餌場と巣を飛び交っています。

風景はとても素晴らしく、雪と氷河で覆われた山々を見ると、1916年にシャクルトンと疲れ果てた隊員が南の海岸から徒歩で山岳地帯山越え、島を横断したという偉業に敬意を表します。

彼らは100年前に南極のエレファント島に残る他の隊員を救出するために救助を求めて、ジェームズ・ケアード号でエレファント島を出発。
嵐の南極海を横断してサウスジョージア島キング・ハーコン湾に無事に到着。
キング・ハーコン湾から徒歩で36時間かけて山岳地帯を横断後、ストロムネスの捕鯨基地に到着したのでした。

サウスジョージア島は、初期の捕鯨産業のさびついた遺跡があるため、歴史好きにも感動的な場所です。
レイス（Leith）、フスビクやストロムネスでは、古い捕鯨基地を訪れます。ハイライトは、カンバーランド湾の端に位置するかつて島最大の捕鯨基地があり、1921年に埋葬されたシャクルトンのお墓があるグリトビケンへの訪問です。
多くの方にとって、偉大な探検家の存在は、旅のハイライトです。

グリトビケンには、サウスジョージア・ヘリテージトラストにより維持されている博物館やノルウェーの捕鯨家により建てられ、その後再建された教会があります。

サウスシェトランド諸島と南極半島
南極大陸から約100Ｋｍ離れた辺りに、サウスシェトランド諸島があります。
サウスシェトランド諸島の上陸候補地は、キングジョージ島、ハーフムーン島、ヤンキー・ハーバー、ハナポイントです。
天候が許せば、デセプション島の火山の冠水したカルデラに入ります。
デセプション島には、古い捕鯨基地や飛行機の格納庫があります。また、ここでは、ハイキングのチャンスがあります。

たくさんの期待を膨らませて、南極半島の氷海に入ります。近くにはミケルセン・ハーバーやシェエルバコーブがあります。
雪と氷河に覆われた山々が暗い海域から聳え立ちます。南極半島の海岸線には、多くの野生生物が生息しています。ヒゲペンギン、ゼンツーペンギン、アデリーペンギンの大きな営巣地があります。凶暴なヒョウアザラシなど多くのアザラシが浮氷の上に寝そべり、カモメ、トウゾクカモメ、キバナウが半島の多くの場所で繁殖しています。

ゾディアックボートでの探検や素晴らしいアクティビティーが待っています。
上陸予定地はウイルヘルミナ湾、オーン・ハーバー、クーバービル島、エレラ海峡です。

写真ガイドと一緒にペンギンや青い氷山の写真を撮ったり、アドベンチャーガイドと一緒に雪山の頂上にハイキングしたり、観測基地や歴史的な小屋を訪れたりします。
本船から数マイル離れた所でのシーカヤッキングは、思い出に残る経験となるでしょう。毎日、素晴らしいアクティビティをお選びいただけます。

ウシュアイア入港／下船、解散
アルゼンチンのウシュアイアに入港します。乗組員やエクスペディショスタッフに別れを告げて下船です。
※市内のホテル或いは、空港に無料送迎バスでお送りいたします。