- みんなの南極旅行
2015年オーシャン エンデバーで航く 南極旅行
栃木県在住 Y.O.様 南極クルーズの旅
●念願の南極へ
長年の夢だった南極の旅。どうやって南極に行くのかわからないまま、クルーズライフ社に電話すると、親切に対応、アドバイスをしてくれ、念願の南極旅行が達成できました。
私が行ったコースをご紹介するので、これから行く方に少しでもお役に立てればと思います。
私が参加した南極ツアーは、クォーク社が運営するコースで、ブエノスアイレス集合でした。ほとんどのコースはウシュアイアから始まりますが、ブエノスアイレスからウシュアイアの飛行機を入っているコースを選びました。
●ブエノスアイレスに到着
日本から飛行機を乗り継ぎ(デルタ航空利用)、ブエノスアイレスに到着。
空港でティエンダレオンという会社のバスで、
NHシティーホテルまでのチケットを購入。
185ペソ。
空港から市内まで約1時間。ここで降りて小さな車に乗り換えてホテルへ。
ホテルでチェックインを済ませると、スタッフが荷物の軽量を行い、翌日の予定と搭乗券を渡してくれた
●ウシュアイアへ
ホテルで朝食後、バスで空港へ。チャーター便のいいところは、ホテルで荷物を預けると、船まで運んでくれる点だ。非常に楽である。ウシュアイアまで3時間30分。
いよいよ南米最南端のウシュアイアへ到着。
空港からバスで約10分。ウシュアイア港近くにある駐車場にて、いったん解散。自由時間は3時間くらいあったのでゆっくりと散策することができた。
が、どうやら、ウシュアイアのレストランはストライキ?みたいで、営業しているレストランを探すのに苦労してしまった。
●いよいよ南極へ出港
私が乗る船は、オーシャン エンデバー。船内ではスタッフの紹介や船内の案内、避難訓練が行われウシュアイアを出港しました。
レストランの食事に驚いた。
ちょうどよい味付けで、量も多くなく、口に合う味だった。
スタッフもとても気さくで親切なのもとてもうれしい。
●ドレーク海峡
荒波で揺れると言われて、少し期待(笑)をしていたが、ほとんど揺れずに通過したようだ。
珍しいことではなく、こういう天候もよくあるとのこと。
船では、南極の注意事項やボートの乗り方、防寒具や長靴のサイズ合わせ、南極講座などに参加すると、かなり忙しい。
南極講座というのは、いろんな分野の専門家がペンギンや海鳥、クジラ、歴史、写真教室などを話してくれ、すごく有意義に過ごすことができる。
南極の観光へ期待が膨らむ。
●南極へ到着
2日間ドレーク海峡をクルーズする予定だったが、想像していた揺れもほとんどなく順調に通過したため、ドレーク海峡2日目の夕方には南極に到達し、観光することになった。
我々が乗っている船は湾内に停泊し、ゾディアックと呼ばれるゴムボートで上陸する。ボート1隻に10名くらい乗ることができ、この船には20隻以上のボートを積んでいるそうだ。聞くところによると、探検船がこのボートをどれだけ積んでいるかで、南極観光の時間が変わってくるそうだ。全員が一度に乗れるだけのボートがない場合は、観光時間が半分になってしまうとのこと。南極旅行に行く人は、チェックした方が良いポイントだ。
以下、私が観光した場所です。
・アイチオー諸島
南極旅行最初の上陸場所。まさに雪と氷の世界に来た実感が沸く。感動の瞬間だ。
特にたくさんのペンギン達に出会えることができ、卵を温めているペンギンや石ころを集めているペンギンなど、かわいいしぐさを楽しむことができた。
雨と雪が混じった天気だったが、それほど寒くはなく、歩いて観光していると逆に暑くなってくるほどだった。
・ハーフムーン島
翌日の午前中に上陸観光。天気にも恵まれ美しい景色を望むことができた。
ここでは数種類の海鳥を見ることができる。双眼鏡をもってくることをお勧めする。
アザラシやペンギン、海鳥のほかに、珍しいペンギン(マカロニペンギン)が1匹だけ紛れこんでいた。
ペンギンの親は卵をしっかりと温めている。
それを狙うオオトウゾクカモメにも常に警戒しているようだ。
・デセプション島
当初上陸を予定していたが、気象状況により数と氷山の影響で、中には入ることができなかった。
クルーズ中にザトウクジラを発見
・ネコハーバー
南極大陸に初上陸!!ここは南極大陸から伸びている半島に位置しています。
ここには大きな氷河が近くにあり、崩落をみることもできました。
ゴゴゴッと低い音のあと、バキバキバキと崩れていく氷河は迫力満点です。
崩れた後は津波のように押し寄せ、ペンギンたちを脅かせます。
斜面を上まで登ることができ、中腹からは壮大な景色を見ることができます。
南極旅行に来たのだという実感沸き、本当に来てよかったと思いました。
再び麓へ戻ってくるとたくさんのペンギンやかわいいアザラシを近くで見ることができました。
ボートから上陸した場所はとても氷が多く、スタッフが海の中に入ってボートを押していました。驚きです。
・エレラ海峡
ここではボートに乗って、南極の風景を満喫しました。ボートは海面に近い場所で氷を見ることができるので、自然の大きさ、偉大さを感じることができました。巨大な氷山を間近で見ると人間がいかに小さいのだと考えさせられました。
海に浮かぶ氷は白い氷が多いが、ときどき透明な氷を見ることができます。これは何万年もの時間をかけてできた氷が解けて小さくなった、氷河の氷。
スタッフが拾い上げてくれて、船のバーで飲むことができます。何万年前の氷で飲むお酒は最高のひと時です。
・クーバービル島
ここはゼンツーペンギンが最も多く営巣している島とのこと。
たくさんのペンギンが卵を温めていたが、オオトウゾクカモメと呼ばれる鳥が、この卵を狙って近くにきていた。一瞬のスキを狙って卵を取る素早さに驚いた。
自然で生き抜く動物たちの姿を見ることができた。
・パラダイス湾
ここはアルゼンチンの観測基地があり、上陸することもできるが、今回は海の氷が多すぎて上陸はできませんでした。
辺りは氷だらけで素晴らしい景色だった。
夕焼けがすごく美しく、見入ってしまった。この時で夜11時前頃。
明け方には明るくなるので、南極の昼はとてもながかった。
・ダンコ島
最後の観光地。ここも斜面を登ると絶景を楽しめる場所だ。雪の斜面は登るのが大変で、南極でも汗をかいてしまうほど。頂上の風はとても心地よい。
人間は登るのに一苦労だが、我々よりもっと小さいペンギンにはもっと大変だが、上手に登っていくのには感服した。
●南極旅行を振り返って
初めて南極にきたが、やはり来てよかった。我々が住んでいる世界とは全く違い、静寂で人の手が加えられていない場所であり、貴重な場所だと感じた。
もっとたくさんの方に見てみてほしいと思う。
この船会社のスタッフは、南極旅行に来たお客さんをたっぷりと楽しんでもらおうとする姿勢が素晴らしく、私も一生忘れられない旅にすることができた。
写真や映像で見るよりも実際に行って自分の目で感じる方がはるかに感動します。
今度は北極に行ってみたいとを思います。
申し込みから出発まで、細かく教えていただいたクルーズライフ社のみなさん、お世話になりました。