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【スタッフレポート】2020年2月南極探検クルーズ 乗船&ドレーク海峡編
2020年2月の南極探検クルーズ。南米最南端のウシュアイアから出港する南極旅行の決定版ともいえる南極半島クルーズのスタッフレポートです。
12月・1月・2月と南極旅行ベストシーズンの後半シーズン2月。どのような南極旅行が待っているのでしょうか?
これから南極旅行を検討されるお客様へも、2月の南極半島がどのような旅になるか参考にしていただければ幸いです。
今回は、ウシュアイアまでの最短航路、北米経由にてウシュアイアを目指します。
航空会社は、ユナイテッド航空。アメリカのヒューストンを経由し、ブエノスアイレスへ。
ブエノスアイレスには、日付変更線を通過し、現地時間翌朝には、到着いたします。
ウシュアイア空港へ到着すると、クォーク社の送迎スタッフと合流です。
航空会社に預けた荷物を引取り、到着出口を出ると、いくらかの出迎えをする人がいます。
その中に、クォーク社現地送迎代理店「ルンボスール社」のスッタフがクォーク社の看板を持って、お客様を待っています。
スタッフに名前を告げ、団体送迎のバスへ案内されます。
バスへ乗車し、ウシュアイアのクォーク社指定ホテルへ向かいます。該当するホテルへ到着したら、下車し各自チェックインです。
この日は、明日の乗船に控え、ゆっくりウシュアイアでの時間を寛ぎます。
今回のクォーク社指定ホテルは、「ロス・アセボス」というホテルです。
町の中心地から、少し離れた高台にありますが、4つ星クラスの清潔で素敵なホテルです。無料の町中行の専用シャトルバスもあります。
夜には、町の明かりとビーグル水道の綺麗な夜景を見ながら、夕食を楽しむことが出来るレストランがあります。また、このホテルは、全客室海側になっており、いつでもウシュアイアの町を見下ろせる開放的な景色が楽しむことが出来ます。
ホテルにて朝食後、乗船時間(15:45)まで自由行動となります。
乗客それぞれ、ウシュアイアでの自由時間を過ごした後、夕方いよいよ乗船です。
乗船集合地は、ウシュアイアのウォーターフロントの駐車場です。
ルンボスール社のバスが、駐車していますので、それぞれバスに乗り込み、客船へ向けて出発です。
乗船後は、パスポートを提出し、いよいよ南極に向けてウシュアイアを出港します。
甲板からは、アンデス山脈とウシュアイア港の風景を楽しむことが出来ます。
船内では、エクスペディションチームの紹介や緊急避難訓練等が行われ、夕食となります。
南極半島に向けて、ドレーク海峡を航海します。
船内では、防寒着パルカの受け渡しや南極観光の諸注意の説明会が行われ、着々と南極旅行への準備が行われます。
その他、南極講座が開かれます。特に行きのドレーク海峡では、これから見られるペンギンやクジラについての講座が行われました。
皆さんが気になるドレーク海峡の揺れについては、今回の航海は、10段階で2くらいの揺れ具合です。
明日も天候が安定している予報なため、大きな揺れもなく、ドレーク海峡を横断できそうです。
天気予報通り、大きな揺れもなく順調な航海が出来ています。
一晩中追い風に吹かれたおかげで、この日の午後には、南極半島の手前、サウスシェトランド諸島へ到着でき、最初の船外活動がスタートしました。
最初の船外活動は、ハーフムーン島の上陸観光とゾディアッククルージングです。
ハーフムーン島のゾディアッククルージングには、ナンキョクオットセイが島の周りを優雅に泳ぎまわっています。上陸地では、たくさんのヒゲペンギンが営巣し、子育てに励んでいます。断崖絶壁と突出した大きな岩の景色。そして周りをペタペタと歩き周るヒゲペンギンの子供たちが観察できます。
2月の南極半島では、成長した子ペンギンたちが、自由気ままに歩き周る可愛い姿が観察できます。中には、換羽期を迎え、半分産毛が取れた大人になりかけのペンギンも見ることが出来ます。彼らは、換羽期のペンギンたちの観察は、高級な毛皮コートをまとったような姿や、モヒカンを付けたような姿のペンギンなど、様々な状態のペンギンたちが観察でき、とても面白いです。