- みんなの北極旅行
野生動物の宝庫、感動のスピッツベルゲン島探検クルーズ
野生生物の宝庫、感動のスピッツベルゲン島探検クルーズ
期日:6月26日~7月6日(60代 男性)
私は、北極の野生生物の宝庫「スピッツベルゲン島」を巡る北極クルーズに参加しました。
白夜の美しい季節に極北の夏を堪能するという、クォーク社の中で最も人気の高い北極旅行です。6月26日から7月6日までの11日間で、私はたっぷりと北極クルーズを楽しんできました。
6月26日(金) ロングイヤー ビーエン宿泊
私は、出港日の前日、ロングイヤー ビーエンに宿泊しました。空港の到着ロビーで、クォーク社の係員が待っていてくれました。
そして、送迎バスでホテルまで送ってくれました。出港を明日に控え、私の気持ちもだんだんと高まってきました。
6月27日(土) ロングイヤービーエン出港
ホテルで朝食をとり、日中はゆっくりと過ごしました。
夕方4時頃、送迎バスで港に向かいました。私たちの乗る船「シー アドベンチャラー」が停泊していました。何とも頼もしい姿で、とても迫力がありました。
乗組員の方々はとてもフレンドリーで、みな笑顔で私たちを迎えてくれました。
港の周りの極北の壮大な風景がとても感動的でした。
いよいよ、私の北極クルーズの始まりです!
6月28日(日) スピッツベルゲン島観光
ホルンスン地域・ブクガルブクタの氷河のところで、2頭のホッキョクグマを発見しました。獲物のアザラシを食べていました。野生のホッキョクグマは、本当に逞しい姿をしていました。
そして、その後、アゴヒゲアザラシも見ることが出来ました。いきなりの野生生物発見で、私たちは大興奮しました。ブレポレンでは、氷河の崩落を見ることが出来ました。壮大なスケールの大自然の姿はとても迫力がありました。
北極クルーズ初日から乗客はみな大はしゃぎでした。夜の間に、船は東へ向けて航海をしました。
6月29日(月)
午前中、エッジオイヤ島の北西端近くのドレリテネセットに上陸しました。この日は、たくさんのセイウチを見ることが出来ました。鋭く尖った2本の白い牙がトレードマークのセイウチは、とても大きかったです。
そして、私たちは色彩豊かなツンドラの花畑を歩きました。花々がとてもきれいで、氷河の絶景も見ることが出来て、とても感動的なハイキングを楽しみました。
午後は、バーレンツォイヤ島側のミツユビカモメの谷に上陸しました。運よく、換毛中のホッキョクギツネを見ることが出来ました。
夕方、フリーマン海峡の近くで、何と氷山の上に、何十頭ものセイウチが寝そべっている姿を発見しました。初めて見る光景に私は大興奮しました。
6月30日(火)
ノールアウストランネ島ブラスベルブリーン沖の海氷のあたりをゾディアック・ボートで遊覧しました。
目の前の壮大なスケールの氷河の数々に息を呑むばかりでした。
夕方には、スピッツベルゲンの東岸沖にある小島「キーパートイヤ」付近を遊覧しました。
ゾディアック・ボートでのクルージングは、絶景を間近に見ることが出来て、とても興奮しました。
7月1日(水)
私たちは午前中、ノールアウストランネ島の南西部のトルネセットに上陸しました。40頭以上ものセイウチを観察出来て、大興奮でした。
昼頃には、砂浜の散策を楽しみました。
午後は、アルケフィエッレをクルージングしました。ここでは、断崖を利用して、ハシブトウミガラスが子育てをしていました。探検スタッフの人が、崖で繁殖を行う番(つがい)の組数は、6万~10万と言っていました。
また、この鳥は巣を作らずに岩壁に直接たまごを産み落とすと言っていました。
ものすごい数のハシブトウミガラスに少し恐怖を感じました。
7月2日(木)
ノールアウストランネ島のパランデルブクタでゾディアック クルージングを楽しみました。餌を求めて歩き回るホッキョクグマを発見しました。
午後は、ヒンローペン海峡のところでゾディアック クルージングを楽しみました。ここでは、たくさんのワモンアザラシを見ることができました。
とてもかわいらしいアザラシでした。
深夜、本船は、針路を西に向け航行しました。
7月3日(金)
朝、9時30分、北緯80度に到達しました。
シャンペンで乾杯し、乗客全員でお祝いしました。
航路の途中、2頭のホッキョクグマを見ることもできました。
昼前には、ポーラー プランジという北極海飛び込み大会が開催されました。多くの乗客が北極の海に飛び込み、北極クルーズの醍醐味を堪能しました。ロープを腰に巻き付けてくれるので、泳げない人も北極海にジャンプしました。楽しいイベントの後、スミーレンブルグフィヨルド、フージルフィヨルドを見ながら航行しました。
途中、ニシツノメドリやシロカモメを観察することが出来ました。
7月4日(土)
午前中、ニーロンドンのコングスフィヨルドに上陸しました。
雄大な大自然の中で、ハイキングを楽しみました。
ミツユビカモメやヒメウミスズメの断崖を見学しました。
午後は、7月14日氷河のあるクロスフィヨルド付近をゾディアック クルージングしました。アゴヒゲアザラシやニシツノメドリも数多く見ることができました。
夜は、リリーフックフィヨルドを航行しながら、極北の雄大な風景の中、バーベキュー ディナーを楽しみました。
7月5日(日)
キャンプ ミラーに上陸し、ハイキングを楽しみました。
大理石採石跡も見学しました。
ホッキョクギツネやトナカイ、カオジロガンなどを見ることが出来ました。
トナカイは、こちらをチラチラと見ながらゆっくりと歩いていました。
とてものんびりとした雰囲気でした。
ベルスン地域を航行中、船上からシロナガスクジラを間近に見ることが出来ました。その発見にみな大興奮しました。
7月6日(月)
朝、ロングイヤー・ビーエンに入港しました。
長いようであっという間の北極旅行も終わりです。
ホッキョクグマやセイウチなどの野生生物、ツンドラの大地など、白夜に輝くスピッツベルゲン島の探検クルーズは、毎日が感動と興奮にあふれていました。
本当に数多くの野生生物に出会うことが出来ました。
エクスペディション・チームも非常に好意的で、そのホスピタリティーにとても感銘を受けました。
壮大な氷河などの大自然を間近に見ることが出来て、数多くの野生生物に出会えるこの北極クルーズは、究極の旅行と言えます。私にとって一生の思い出となりました。クォーク社の日本の正規代理店のクルーズライフからもらった日本語の資料はとても詳しく北極旅行のことが記載されていました。英語の苦手な私が、出発前も、旅行中も、安心してそして存分に楽しむことが出来たのも、日本語の資料や日本人通訳のおかげだと思っております。本当にありがとうございました。
今度は、ぜひ、南極クルーズに行こうと思います。