- スタッフレポート
【スタッフレポート】白夜のスピッツベルゲン島クルーズ9日間
クルーズライフの「日本人通訳兼ナチュラリストガイド」として乗船している、保阪瑠璃子の2018年シーズンの北極クルーズの報告をご紹介いたします。
6月3日(日) ロングイヤービーエン(北緯78度)到着
東京から6,830km 北極点まで1,309km
スヴァールバル諸島の中心地スピッツベルゲン島にあるロングイヤービーエンは、オスロからの定期便が毎日数便あるので気軽に来られる北極圏です。とはいっても6月の日中気温は10℃前後で、夜は白夜であっても零下になる事もあり、昼間に小雪がちらつくこともあるので、手荷物にフリースかダウンジャケットを1枚入れて置くと良いでしょう。
最も気温が高いのは7月で13℃くらいまで上がりますが、8月下旬の短い秋の後は一気に冬になります。
運航会社であるクォーク・エクペディションズ社に到着便と泊まるホテルを連絡しておけば、出迎えとホテルまでの送迎をしてくれます。
明日の乗船に備えて時差と温度差の解消のために、遮光カーテンを閉めて睡眠をしっかりとりましょう。
なお、オスロ乗り継ぎの際に少額をノルウェー・クローネ(NKr)に替えておくと小物の買い物に便利です。
6月4日(月) ロングイヤービーエン乗船・出港 気温11℃
朝食を済ませ、チェックアウト時刻(11:00)までに、事前に配布されているクォーク社の黄色い荷物札に名前と船室番号を明記して、ホテル内の荷物置き場に出しておくと、クォーク社の現地代理店のスタッフが荷物を回収し、船内の客室に運んでくれます。乗船用バスが来るまで自由時間です。
多くのお店は10時開店ですが何といってもおすすめはスヴァールバル大学の隣の博物館です。
営業時間は10:00~17:00で、ここの売店で買える100万分1の地図は、毎日のクルーズ航路を書き入れる楽しみのために出発前の購入をお薦めします。
歩行者天国となっている中央通り周辺にはスーパーやお土産屋から郵便局、銀行、カフェ、レストラン、病院、ホテル、観光案内所等何でもあります。さらに、街中でも北極唯一の鳴き鳥である、ユキホオジロの声が聞こえ、水辺や草地にはカオジロガン、ホンケワタガモ、スヴァールバルトナカイ、そして運が良ければ白毛が残るホッキョクキツネが見られる事もあります。
15:00になり、乗船用の送迎バスが各ホテルを周り、小さな波止場に向かいます。
オーシャン・ノヴァ号は沖に停泊していたので、客船まではゾディアックボートで移動しました。
波止場近くのテントでパルカの受け取りがあり、客船までボートで移動している間はパルカのおかげで暖かかったです。
そしていよいよオーシャン・ノヴァ号に乗船です。
ホテルで預けたスーツケースは船室に届いているはずなので確認しましょう。
最初の船内イベントは展望ラウンジでエクスペディション・リーダーのローリーから船内施設のご案内や避難訓練の説明、そして13名のエクスペディション・スタッフの紹介などの歓迎ブリーフィングです。総勢65名の乗客は日本人の他、アメリカ、イスラエル、オーストラリアなど11ヶ国からのお客様が参加していました。
夕食前に避難訓練を行い、夕食後には極地用のゴム長靴が配布されました。
明日からはいよいよ船外活動です。白夜の外は十分明るく時間の感覚が狂いがちです。
6月5日(火) ホルンスン・フィヨルド、ブルガーブクタ 気温2℃
船外活動の前にまず、北極エクスペディションクルーズ運行会社協会(AECO)共通のガイドラインとゾディアックボートに乗船する際の諸注意等を確認しました。特に北極特有の「ホッキョクグマに遭遇した際の対処法」などを頭に刻み込みました。
昼食前にはスピッツベルゲン島の最も南にある、ホルンスン・フィヨルドを観光しました。
最奥部にある雄大なブレポーレン氷河付近周遊中に、最初のホッキョクグマを発見!!
行動追跡調査のための首輪をしていました。首が太い雄は首輪が抜け落ちてしまうので、おそらく雌のホッキョクグマでしょう。
午後はホルンスンの北岸にある、ブルガーブクタでゾディアッククルーズを行いました。
午前中に見つけたホッキョクグマは岸伝いに歩いて来たようで、もう一度見ました。
その後、船内でホンケワタガモ、ハジロウミバト、ミツユビカモメなど北極特有の鳥についてのレクチャーが行われました。
夕食前にはウェルカムカクテルパーティーがあり、バリオス船長とオフィサー達が紹介されました。
小型なオーシャン・ノヴァ号は他の客船に比べ人員が少ないので、スタッフの顔もすぐに覚え、和気あいあいとした雰囲気です。
昼・夕食とも魚・肉・ベジタリアンのメインコース以外にハンバーガーやステーキ、チキン、鮭などがあるので、みんな食べたいという悩みが発生してしまいます。
6月6日(水)ベルスン・フィヨルド、ブルボンハムナ、ヴァルソルブクタ 気温4℃
昨夜のうちにベルスン・フィヨルドに移動しました。
入り口近くに釣り鐘状の岩が聳えているので、ベルスン・フィヨルドと名付けられました。
午前中は南側のヴァン・キューレンフィヨルドのブルボンハムナで2つの難易度のグループに分かれてツンドラの大地のハイキングを楽しみました。
ここは1930年代初頭に行われたベルーガ(シロイルカ)の追い込み漁の痕跡である倉庫やボートとその巻き上げ機、そして500頭分とも言われるたくさんのベルーガ(シロイルカ)の骨が山になって残っています。
また、「BAMSEBU」と標識がついたここの旧狩猟小屋は非常に良く維持されており、今も知事の許可があれば1年間のレンタルも可能なようです。ソーラーパネルやストーブ、ソファや絨毯まで整った3部屋続きの小屋はとても快適そうですが、外壁にはホッキョクグマの爪痕と思われる大きな傷も数多くありました。
周辺のツンドラではムラサキユキノシタやキバナクモマグサが咲き始めており、オニイワヒゲも花芽を出していました。
午後は北側のヴァンミューレン・フィヨルド入り口近くのヴァルソルブクタに上陸し、4つの難易度のグループに分かれてハイキングを楽しみました。
上陸地に見える2棟の小屋はイギリスの北方開発会社が1910年代の金鉱探しの基地に使った頃のものです。近くにはその頃の横坑とトロッコ線路などが残っています。
コザクラバシガンやユキホオジロは平地に、ヒメウミスズメ、ミツユビカモメなどは四つ足の天敵を避けて鳥崖と呼ばれる断崖のわずかな棚で繁殖します。
ハイキングをしたツンドラは永久凍土帯の上部30~50センチ程度が融けた水の行き場所が無くてぬかるんでいました。スヴァールバルトナカイの母子や立派な角を持った若い雄たちがゆったりとハナゴケを食べていました。青空に遠くの氷河の白が輝き、手前のツンドラの緑のあちこちにムラサキユキノシタの赤紫が見える素晴らしい一日でした。
2日目から行われている夕食前の「リキャップとブリーフィング」ではその日に見たことの補足説明と明日の予定説明をします。ガイドブックに出ていない最新情報なども聞けるので毎回出席されたほうが良いです。
6月7日(木) ニー・ロンドン(コングス・フィヨルド) 7月14日フィヨルド(クロス・フィヨルド) 気温3℃
本船はさらに北上して、コングス・フィヨルドとクロス・フィヨルドに入りました。南側のコングス・フィヨルドにはかつての炭鉱から近代的な北極国際観測村に様変わりしたニー・オルスンと、その対岸にある鉱山投機に失敗したニー・ロンドンがあり、北に延びるクロス・フィヨルドには7月14日氷河の鳥崖と海に流れ込む氷河、そして捕鯨時代、罠猟時代、第二次世界大戦といった歴史の足跡なども見られます。
午前中は快晴の青空の下、コングス・フィヨルドにあるニー・ロンドンでイギリスの北方開発会社の大理石採石場跡とツンドラの花の間をハイキングしました。
また、コザクラバシガンが昔のクレーンのすぐ横で子育てをし、南極半島でも見られるキョクアジサシも繁殖で巣作りをしていました。クロトウゾクカモメもミツユビカモメを追い回して食べ物を横取りしていました。
冬でもここに留まるライチョウはまだ白毛が残っていました。キョクチヤナギの木も風の強い高緯度の北極では地を這うように地面からわずか2~3センチの所を横に伸びます。
午後はクロス・フィヨルド内7月14日氷河周辺の鳥崖近くでゾディアック・クルーズ観光をし、鳥崖に巣作りをしているミツユビカモメやハシブトウミガラス、水面に近い岩の間で繁殖しているニシツノメドリを観察しました。鳥崖の下の斜面は鳥の糞交じりの栄養豊かな雪解け水でツンドラの緑が色濃く、それに集まるトナカイやカオジロガンと、落ちてくる卵やヒナを狙ってホッキョクキツネも徘徊していました。
6月8日(金)テキサス・バー、 モナコ氷河(リーフデ・フィヨルド) 気温0℃
北緯79度を超えて、北に口を開けたウッド・フィヨルドの西側に枝分かれした、オランダ語で愛(Liefde)の意味を持つリーフデ・フィヨルドに入ってきました。
午前中はリーフデ・フィヨルドの北岸に位置するテキサス・バーのツンドラに上陸して難易度別のグループに分かれてハイキングを楽しみました。テキサス・バーには猟師たちの情報交換と社交の場所として1927年に建てられた狩猟小屋が残っています。この小屋を含めて数多くの狩猟小屋を建てたノルウェー人の名ハンターである、ヒルマール・ノイスは38シーズンも極夜のスヴァールバル諸島で過ごしています。ハイキングでは背後の丘に登り、遠くにモナコ氷河を望める雄大な景色に感動しました。
ムラサキユキノシタの他にもチョウノスケソウが咲き始めていて、本格的な夏が近づいている事を感じました。
リーフデ・フィヨルドの最奥部には幅5km余りの巨大なモナコ氷河が流れ込んでいます。モナコ氷河は氷河測量の探検隊後援者でもあったモナコ公国のプリンス・アルバートにちなんでつけられたものです。
午後はその氷河先端周辺でゾディアック・クルーズ観光をする予定でしたが、風が強く本船で待機となりました。
待機していると2頭目のホッキョクグマが氷河に向かって水辺を歩いているのを発見。その後ろにはホッキョクキツネも続いていました。風も収まり始めたので急いでゾディアックボートに乗り込み、ホッキョクグマに伴走する形で氷河先端近くまで行きました。
頻繁に崩落する氷河先端部分ではミツユビカモメやキョクアジサシなどが集まっています。夏の氷河の水中部分が融けて湧き上がる真水と共に水面近くに上がって来るプランクトンを狙っているのでしょう。
本船への帰りは逆風にあおられた波で大分濡れてしまいました。そのため、カメラ類の防水対策はとても重要です。
夕食は風を避けられる船尾の甲板で北極BBQを楽しみました。温かいワインにソーセージ類、スペアリブ、牛・豚ステーキ、鮭の丸焼き、チキンの足、そしてたくさんのサラダ類に美しい景色と新鮮な空気が美味しさを倍加してくれました。
明日はスピッツベルゲン島の東側に行く予定です。今晩は低気圧の接近により多少揺れるとの事でした。
6月9日(土)アルケフィレッテとウォールバーグ島 (ヒンローペン海峡) 2℃
スピッツベルゲン島とノルドアウストランデットの間にあるヒンローペン海峡沿いに少し南下して、6万番(つがい)の鳥崖で知られるアルケフィレッテでゾディアック・クルーズ観光を楽しみました。海峡に流れ込む早い海流に乘ってやってくる豊富な餌が直ぐそばにあるので、子育てには最適の鳥崖です。遠くからも、あたりの空は黒ゴマをまき散らしたように鳥の舞うのが分かります。鳥の糞が落ちてくることが多々あるので、口を開けて上を見ない事や衣類にシミがつく可能性があることなどの警告をエクスペディション・スタッフから受けました。
1.5~1億年前頃、地球内部のマグマが石灰質の堆積岩層(白色)の間に貫入して粗粒玄武岩(黒色)となり、その熱と圧力のために石灰岩は変成して大理石になったので、白い地層と黒い地層がサンドイッチ状になっているのが分かります。粗粒玄武岩の柱状節理は鳥に子育ての絶好の場所を提供しています。断崖北側のわずかな傾斜地には、冬毛が半分残ったパンダルックのホッキョクキツネが、落ちてくる卵や低い部分の巣を狙って歩き回っており、私たちの目の前で一瞬のうちにミツユビカモメの成鳥をくわえて崖の上に走り去りました。
シロカモメに食べられたと思われる死骸もいくつか水に浮いていました。あるいはシロカモメに執拗に追い回されて口にくわえていた餌を吐き出して逃げ切ったミツユビカモメと、吐き出されたその餌を持って悠々と自分の巣に帰るシロカモメなど、北極の生きる事の厳しさを見せられました。
まだ、ほとんどのミツユビカモメは婚活中(配偶者選び)らしく、交尾シーンはいくつか見えましたが卵は見つかりませんでした。2時間以上も自然に浸っていたので、身体はすっかり冷えていました。
船に戻った私たちを迎えてくれた熱いココアはとてもうれしかったです。
船は昼食中にヒンローペン海峡をさらに南下して、海峡の真ん中に浮かぶウォールバーグ島の北極砂漠ともいえるアードネセットに来ました。約1万年前まで続いた氷河期以来、海岸線が少しずつ隆起していますが、今日はひざ下くらいまで残っている雪をかき分けて丘まで登った後、セイウチの憩う浜辺迄一列渋滞で静かに近づきました。
約30メートル位離れたところから、金属音に敏感なセイウチを驚かせないようにカメラの操作音をすべて消して撮影が始まりました。セイウチは雄ばかりで、お互いに体を接触しあっています。若く牙がまだ短いのや、首の周りにコブがたくさんある成獣、そして戦いの結果でしょうか、牙が一部欠けたものもいました。
出産後まだ1か月も経っていないと思われる母親と子供はより安全な沖合の流氷群の間にいるようです。
一般的にセイウチは交尾期以外では雌と雄は別の群れでいることが多いです。今日のリキャップはセイウチの話題が中心でした。
夕食後には再びスピッツベルゲン島の西側に戻るべく北上し始めましたが、北東島近くの定着氷部分でホッキョクグマが3頭も続けて出現したと放送がありました。
少し遠かったですが双眼鏡でしっかり判別できました。首輪がついているので雌であるとか、首が太くて前足後側の毛が長いので雄であるとかが分かるとさらに興味がわきます。
6月10日(日)ラウド・フィヨルド、アリスハムナ 気温2℃
夜のうちにラウド・フィヨルドに入りました。今日のモーニングコールは親子のホッキョクグマを発見というアナウンスでした。どうやら母熊と2頭の子熊でした。朝食を手早く済ませてゾディアックボートで向かうと、水辺近くの雪の上にゆったり寝転がる母熊にじゃれついている、生後約半年の子熊がいました。やがて目を覚ました母熊は子熊に授乳し始めました。エンジンを切ったボートの中の私たちも無言で感動を押し殺して見守りました。
約30分以上もの間の親子の触れ合いは見ていた私たちも幸せな気持ちになりました。
北極講座と昼食中に午後の上陸ハイキング予定地であるフィヨルド奥のアリスハムナに差し掛かったところ、ベルーガ(シロイルカ)が数十頭集まっていることが分かりました。早速上陸観光からゾディアック・クルーズ観光に変更して、ベルーガと約2時間を過ごしました。目立った背びれのないシロイルカは生まれたばかりの頃は濃い灰色をしていますが、年齢を経るごとに白くなります。海のカナリヤとの別名がある様に仲間同士の交信にピィピィと言った声を出しているのも聞こえました。中には背中に傷を負ったものもいました。これは冬の間、限られた呼吸用の氷穴に浮き上がった際に待ち構えていたホッキョクグマに襲われたものと考えられます。
ゾディアックボートに寄って来てはあっという間に離れて行ったり、カヤックのすぐ下側に回って驚かせたりするので遊び心が多い動物と言う印象を受けました。
ゾディアックボートに乗っている乗客全員はいつどこに顔を出すかわからないベルーガに翻弄された2時間でした。この思い出はいつまでも残る事でしょう。
今日最後のイベントは延期されていたポーラー・プランジ(北極飛び込み大会)です。18名の勇気ある方々が海中に飛び込み、限定ワッペンがおくられました。
6月11日(月)アルクホーネット、バレンツブルグ(イスフィヨルド) 気温5℃
いよいよ船外活動最後の日です。
ロングイヤービーエンのあるイスフィヨルドに戻ってきました。イスフィヨルドはスピッツベルゲン島西岸の北緯78度のすぐ北にある広いフィヨルドで、奥行が約107キロメートルもあります。北岸入り口近くにあるアルクホーネットの鳥崖が目印です。6万番(つがい)と言われるミツユビカモメやヒメウミスズメ、そしてハシブトウミガラスが種類別に住み分けています。ここは北極の美しさを一度に楽しむ事が出来ます。美しい山々と氷河の景色、お花畑となる広く豊かなツンドラ、北極の動植物、鳥が繁殖する崖、そして歴代の遺物などです。
鳥崖下のツンドラは営巣する海鳥の糞混じりの肥沃な雪解け水で青々とした草が生え、トナカイや雁が集まります。崖から落ちてくる鳥の卵や雛を求めてホッキョクキツネの巣穴も近くにあります。
クルーズ最後の日にスヴァールバルの大自然の輝き、文明から遠く離れた静寂さを個々にじっくりとかみしめる時間を取れるように、スタッフが境界線を決めて、その範囲内であれば自由に歩き回っても構わないようにしてくれました。まだ雪が少し残るツンドラには旧狩猟小屋が保存されており、レンタルも可能なようです。
背後の丘に登るとあたりの美しさが一望のもとに見えました。
今クルーズ最後の上陸地は唯一の現役炭鉱の町バレンツブルグです。傾斜地にある町なので長い木道階段を上った所が町の中心です。人口は約750人で、郵便局、お土産屋、博物館、ホテル、レストランバーなど全てが歩いて回れます。町で見せてくれた白海地方のロシア民族音楽と舞踊は、それまで自然にどっぷり漬かった一週間の後では新鮮に映りました。
夕方はバリオス船長のフェアウェルカクテルパーティーと夕食会です。
楽しい事はあっという間に過ぎてしまうものですね。
夕食後は「みんなで作ろう!フォトジャーナル」に入るスライドショーの試写会で楽しかった1週間を振り返りました。
6月12日(火)ロングイヤービーエン下船 気温 6℃
楽しかったクルーズもとうとう下船日です。
07:00 スーツケースを部屋の外に出し朝食。
08:15 ゾディアックボートで下船。
下船時は風もなく水にぬれる心配がなかったのは幸いでした。
波止場で自分のスーツケースを確認します。ほとんどの方は午後便でオスロ行きなので荷物はトラックでまとめて空港まで運ばれます。町で2~3時間の自由行動の後、町の駐車場からバスで空港へ行きました。
ホッキョクグマの親子の授乳の様子やベルーガ観察など貴重な経験もありました。南極半島クルーズと比べても決して勝るとも劣らない素晴らしいクルーズでした。