- みんなの北極旅行
夢が叶った!憧れの冒険、北緯90度!北極点へ
北極点へ大きな夢を持ち、北極点クルーズへ初参加いただいたお客様からたくさんのお写真と旅日記をいただいました。ご紹介します。
70代男性 「夢が叶った!憧れの冒険、北緯90度!北極点へ」
船中では、フランス人の方と相部屋となり、お互いつたない英語でも問題なく良いコミュニケーションがとれました。
50イヤーズオブヴィクトリー号は、2万5000馬力という原子力砕氷船の威力はさすがでした。厚さ2.8mもの氷を3ノットで継続可能と聞きました。「今年は氷が軟らかい」との事でしたので、少々の氷は物ともせずに打ち砕き、かつての冒険の世界とは程遠い快適な航海だと思いました。
航海中は、毎日2回、北極の自然や生態系、探検の歴史などについて専門家のレクチャーがあり、北極の温暖化が進み、シロクマの生息域が減少している現実を知るなど多くの事を学べました。
また、ヘリコプターでの飛行やゴムボートのクルージング、船長とのカクテルパーティーやエンジンルームの見学などのイベントもあり、充実したクルーズを満喫できました。
気温はマイナス5~7度くらいでしたが、乗船後に配布されたパルカ(防水防寒上着)を着ると寒く感じませんでした。
クルーズ中、シロクマが現れると船は停止し、ゆっくり鑑賞、結局10頭のシロクマを見ることが出来、たくさん写真に収めることが出来、大満足です。
途中、フランツヨーゼフ諸島に往路、帰路と2回立ち寄り、ホッキョクヒナゲシなどの花やセイウチの群れを見ることも、また、かつての探検基地を訪れ、最北の郵便局から絵葉書を出すことが出来たのも良い思い出です。
北極点へ到着したのは、8月5日、午後11時32分(日本時間:6日午前7時32分)
白夜の甲板に出てみんなでシャンパンで乾杯し北緯90度到達をお祝いました。
翌日は、海を覆う氷の上に降り、丸く円陣をくんで記念写真を撮るサークルセレモニーや氷上ハイキング、海への飛び込み大会などがあり、存分に楽しめました。
昼食は、氷上のバーベキュー。料理もさることながらホットワインが美味しかった。
北極点と言えば、冒険の世界と思っていた、そこへ行くことが出来るクルーズをしり今回参加しましたが、関西空港からヘルシンキを経てロシアの不凍港ムルマンスクへ。原子力砕氷船に乗り込み全体的に満足度が高いクルーズでした。
その北緯90度のノースポールに立ったというだけでも十分納得ですが、船内での北極講座やフランツヨーゼフ諸島への上陸観光やゾディアックでのクルージング、ポーラーベア(白熊)などとの出会い、どれもこれも素晴らしい体験でした。
船内のシャワールームが狭かったのに少し驚きましたが、本来客船ではないので我慢すべきでしょう。
食事は、豪華ホテル並みで、毎度食べすぎ・・と思いつついただきました。
バーやアルコール飲料が無料なことも、飲んべいとしてはありがたく、毎日2度3度通い、スタッフとも仲良くなりました。
北極講座の講師の皆さんの博識とともに、その熱意には圧倒される思いでした。
スタッフの皆さんも、とてもフランクに笑顔で接してくれ、
とてもいい思い出をつくることが出来ました。