文部科学省が来年度から砕氷機能を持った日本初の北極観測船の建造に取りかかる方針を固めました。
観測の開始は、来年度から５年以内を目指していて、氷の下を調べる無人探査機も搭載する予定だということです。
建造にかかる費用は３３０億円程度になる見込みのようです。

これまでは海洋地球研究船「みらい」が北極海の観測を行っていましたが、
厚い氷を砕いて進む砕氷機能がないため、観測できる時期や地域が限られていました。

北極海では、海の氷の面積がこの３５年の間に３分の２ほどに減少し、海面の上昇を招くなど、世界各地に影響が出ています。

氷が減少することにより、ホッキョクグマなどの生態系に変化が出てしまいます。
北極の自然の生態系を守りたいですね。