南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

みんなの探検旅行~ブログ~
2016.07.22

北極点への旅~南下クルーズ編~

7月3日 北極点到達後、南下のため出発

この日の天気は良好!大型砕氷船50イヤーズ・オブ・ヴィクトリーが氷をバリバリ割って前進していく光景を空から見学できる、ヘリコプター遊覧が開始された。

ヘリコプター

このヘリコプター遊覧の定員5人。グループ分けがされ順番に北極の上空を楽しめるのです。

この日のヘリコプター遊覧は、途中天候が崩れてしまったため、私を含めた乗客の半分ほどは、明日のクルーズに延期されました。

午後は、北極講座を楽しみ、のんびりクルーズライフを楽しみました。

大型砕氷船 船内ツアー

※船内ツアー時の写真(エンジンルーム)

 

7月4日 フランツヨーゼフランドへ向い南下中

昨日に続き、ヘリコプター遊覧が行われた。一方フランツヨーゼフの陸地付近まで近づいた頃、ホッキョクグマが出現しました。

 

2匹の子供連れた母の親子3頭のホッキョクグマであった。これは北極点に向かう際に出会った親子であろうか?

また、もう1頭ホッキョクグマが出現!このホッキョクグマは、アザラシが息継ぎをする、呼吸穴をじーっと見ていた!

ホッキョクグマ

これは、動物園では見られない、野生ならではの光景であり、とても興奮しました。

欲を言えば、アザラシが出てきて捕食するシーンを見たかったものです♪

7月5日 チャンプ島

チャンプ島に到着しました。この島は、いまも解明されていない謎多き諸島「フランツヨーゼフランド」を構成する島の1つ。神秘的な島です。冒険心をくすぐられながら、上陸準備がはじまります。

ゾディアックボートに乗り、チャンプ島の上陸を目の前にした所、なんとホッキョクグマが出現!このまま上陸すると、ホッキョクグマのランチになってしまう危険があるので、安全のため、チャンプ島はゾディアックボートからの遊覧となりました。

 

ゾディアックルージングでは、大きな氷河の迫力ある崩落シーンや太陽に照らされ黄金色に輝く氷河の景色が見れた。

また、瓦礫の斜面では、大きな晶洞石をいくつか発見!この晶洞石は、1000年に1ミリと気が遠くなるほどの歳月をかけて創られるものだそうです。瓦礫の細かい部分では、永久凍土の擾乱作用(じょうらんさよう)の繰り返しによる、ポリゴンという亀甲模様の石が見れた!

 

また、この旅では発見できなかったが、未だ解明されない球体の岩がゴロゴロ転がっていたり、と神秘の島を感じさせる光景がたくさんありました。

他にも、鮮やかなムラサキユキノシタやキンポゲ類など、鮮やかに咲き乱れる北極の植物たちの光景も観察できました。

玄武岩の断崖には、ミツユビカモメなどの海鳥が繁殖のため卵を温めている光景も観察できました。

 

船外活動を終え、船で昼食をとった、のんびり船内でくつろぐのも良いが、船外活動の後の昼食は格別だと思った!

 

午後は、この旅最初のセイウチを発見することができました。

セイウチ

また、ヘリコプター遊覧最後のグループの観光が始まった。このグループは、フランツヨーゼフランドのフッカー島上空を遊覧。フッカー島沿岸の雪渓部分をかすめる迫力のヘリコプター遊覧となった。

セドフ基地

その後、フッカー島へ上陸。ここでは、ソ連時代のセドフ基地を発見できたり、ツンドラの大地でハイキングを楽しみました。

本船に戻るとセドフ基地の対岸にあるルビニロックが目の前で観察できた。

ルビニロック

渦巻き状になった柱状節理がよくわかる玄武岩の断崖です!ここには、ハシブトウミガラスが黒い背中を見せて岩に座っていました。すると何かの拍子で、一斉に鳥たちが飛びたち、まるで空中に巻いたゴマ粒のように迫力ある光景が観察できました。この日も、ゾディアッククルージング、ヘリコプター遊覧、上陸観光、そしてセイウチが見れ、とても充実した1日を過ごすことができました。

 

~お別れ編へ~

 

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