- みんなの北極旅行
北極点への旅~クルーズ編~
6月28日 出港して最初の朝を迎えた。
朝食は、西洋風のメニューに加え、アジア人が好む、お粥や味噌汁が毎回出るとのことです。
これは、我々日本人にとっては、嬉しいサービスです♪
日本人の乗客の中には、ふりかけやお新香を持参してお食事を楽しんでいる方もいました。
クルーズ2日目は、貸出の長靴とクォーク社の防寒着(パルカ)の贈呈が行われた。
北極講座の時間では、ロシアの鳥類学者のマリア博士が講壇。フランツヨーゼフランドで鳥類の増減データを集めるためにこの船に乗っている話が面白かった。
夕方には船長の歓迎カクテルパーティでは、見た目はいかついが優しいロシア人オフィサー達が紹介されました。
6月29日 昨日に続いてバレンツ海を航海です。
北極講座では、北極点に挑んだ歴史ロマンや北極海のクジラの話などが続いた。
そして、ヘリコプター遊覧のための安全オリエンテーションも実施されました。後は、どんな動物が出現するか、楽しみにしつつ、講座や、氷を割りながら進む、普通のクルーズでは味わえない、迫力あるクルーズライフを楽しみます。
昼過ぎ、フランツヨーゼフランドの南端が見えてきた。夕方に、ロシア人の鳥類学者たちをフランツヨーゼフランドへ下船させる予定でしたが、濃霧のためヘリコプターが使えず、ゾディアックボート(ゴムボート)で下船を試みたところに、ホッキョクグマがお出迎え!!!
観光客にとっては、嬉しい出来事であったが、研究熱心な鳥類学者たちは、上陸できず残念な出来事であった(笑)
このあとロシア人鳥類学者たちは、私たち乗客とともに航海をともにすることになりました。
同日23時頃にホッキョクグマ出現の放送がありました。
この時は、ホッキョクグマがアザラシを食べている所、別の大きなホッキョクグマが、それを横取りする場面を観察でき興奮のひと時でした。
そしてその30分後、今度は、子供2頭を連れた雌のホッキョクグマ計3頭が、船の近くまでやってきました。
「好奇心で無邪気に船に近寄る子供を心配そうに見守る母」そんな光景が観察できました。
6月30日 バレンツ海を越え、北極海クルーズです。
船は流氷群の中を進み、北極点を目指し北上しています。
北極講座では、昨晩見たホッキョクグマの雄雌の見分け方やホッキョクグマの生態について聞きました。
北極講座のロシア北極国立公園の話が終わった頃、船内にホッキョクグマが出現したと放送が流れました。今度は、健康そうな大きなホッキョクグマ!
昼食後には、日本語DVDで北極点到達の映画が上映、その後北極講座では、北極海の海氷についてお話が聴けました。
こんなにも大冒険をしているのに、クルーズ旅行のためか、時間が止まったように優雅で充実した日々を暮せます。
そして夕食です。今夜の夕食は、ロシア料理がテーマでした。
キャビアとウォッカから始まり、可愛いウェイトレスが、民族衣装を着て、ぺルメニ、冷静ボルシチ、メインは、サーモンかビーフストロガノフが出てきました。
充実した北極クルーズを満喫しています。
いよいよ北極点到達まであと少しです。