シェルヴァ・コヴ(Cierva Cove)
南緯64°09′西経60°53′
南極半島中部、大きなヒューズ湾の北部にある入り江で、ヘリコプターの原型を発明(1923年)したフアン・デ・ラ・シェルヴァの名が付けられています。
冷たい南風がさえぎられて比較的暖かい入り江の南側入り口には夏のみ活動しているアルゼンチンのプリマベラ基地があり、周辺は多くのコケ類、蘚類、地衣類が見られる科学保護区となっています。この入り江は捕鯨時代から知られており、今でもザトウクジラ親子との接近遭遇が期待できます。
緑豊かなコケ類の間にはゼンツーペンギンやヒゲペンギンの小規模繁殖地が散在しています。
隣のグレゴリー氷河の崩落や、反時計回りの沿岸海流に乗ってウェッデル海から流れて来たと考えられる巨大氷山の間をゾディアッククルージングする楽しみがあります。
◆シェルヴァ・コヴで見られる動物達◆
©Rlindblad20181129