ウシュアイア発/プライア着第1日目アルゼンチンのウシュアイアにて探検クルーズは、アルゼンチンのウシュアイアから始まります。「世界の果て」と呼ばれるフエゴ島にあるこのウシュアイアで、午後に乗船し、夕刻に出港します。山々に囲まれたビーグル水道を航海します。サウスジョージア島へ向かう途中、南極収束線(南極前線)を通過します。数時間のうちに水温が急激に下がり、南極からの冷たい海流と亜南極からの比較的暖かい海流が混じる事によって栄養豊富な水が海面に上がってきます。この現象により、本船の近くにはアホウドリ、ミズナギドリ、ウミツバメ、クジラドリ、トウゾクカモメなど多くの海鳥が集まってきます。第2〜4日目サウスジョージア島に向けて航海サウスジョージア島へ向けて航行します。南極の自然界の境界線であり、南極からの冷たい海水と亜南極の比較的暖かい海水が出会って混じり合う南極収束線。南極からの海水の殆どは、暖かい海水の下に沈む一方で、混合と湧昇が同時に起こっている領域もあります。海洋生物だけでなく、鳥類も変化してきます。アホウドリやミズナギドリ、マダラフルマカモメ、ギンフルマカモメなど、さまざまな鳥類が姿を現します。●詳細日程第12日目ゴフ島観光今日は、天気が良ければゴフ島に近づき、クエストベイでゾディアック・クルーズをする予定です。ここでは、キタイワトビペンギンやナンキョクオットセイを見ることができるかもしれません。例年、ゴフ島の周囲約55キロメートルをほぼ一周することができ、この地域の素晴らしい景色と豊富な野生動物を観察することができます。第13〜16日目トリスタンダクーニャ観光トリスタンダクーニャの離島は、イワトビペンギン、数種類のアホウドリ、ミズミナギドリ、トウゾクカモメ、アジサシなど、豊富な鳥類の集団で有名です。この航海の目的は、本島の西側にある小さな集落を訪れることですが、トリスタンダクーニャの南側にあるシールベイや東側のサンディポイントに上陸することもあるかもしれません。これらの素晴らしい場所では、ニシキバナアホウドリやアナンキョクオットセイなど、エキゾチックな野生動物に遭遇することができ、めったに訪れることのできないスポットを探索することができるかもしれません。また、ナイチンゲール島とイナクセシブル島に第8〜11日目南極海&南大西洋クルーズ偏西風が吹くと心地よい追い風が吹き、南極収第5〜7日目サウスジョージア島観光今日の目的は、世界有数のキングペンギンの営サウスジョージア島と大西洋の島々探検クルーズ 32日間 No.15巣地を訪れることです。この時期は、抱卵して巣作りをしている姿や、ヒナが近くにいる姿を見ることができるチャンスがあります。時には、ビーチを行き来するペンギンで、営巣地が溢れかえるほどです。この地域での訪問予定地は以下のとおりです。◆ソールズベリー平野、セント・アンドリュース・ベイ、ゴールドハーバー : ここでは、キングペンギンの巨大な営巣地だけでなく、波打ち際で遊ぶゾウアザラシや無数のオットセイの子ども見ることができます。◆プリオン島 : ワタリアホウドリの観察に最適な場所です。◆グリトビケン : キングペンギンが通りを歩き、ゾウアザラシが我が物顔で横たわっている捕鯨基地の廃墟も見学します。また、サウスジョージア博物館やシャクルトンの墓もあります。◆クーパー湾 : ゾディアック・クルーズに最適なこの湾には、マカロニ・ペンギンの営巣地もあります。キングペンギン、オナガガモ、オオフルマカモメも現れることがあります。◆モルトケハーバー : ロイヤルベイに位置するこの景勝地では、キングペンギンの巨大な営巣地を見ることができます。束線の両側では、南極や亜南極の海鳥を多く見ることができるかもしれません。乗船 & 出港(イギリス海外領土)45
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