オーシャンワイド・エクスペディションズ社 2024年-2025年 南極
44/60

第15〜23日目●詳細日程ウシュアイア発着第26〜27日目ドレーク海峡横断クルーズ帰路の航海は、決して孤独ではありません。たくさんの海鳥たちが出迎えてくれます。そして、本船を追いかけるように飛び交いながらついてきます。バードウォッチングや画像の整理、レクチャーなどで南極の旅を振り返ってください。第24日目南極半島(ブラウン・ブラフと今朝は、アデリーペンギンの大群、ゼンツーペンギン、ユキドリの巣など、南極半島北部で最も美しい場所のひとつに上陸したいと考えています。切り立った渓谷、崩れ落ちた岩、氷に覆われた美しい火山など、ブラウン・ブラフは忘れがたい場所です。南極海峡の対岸にあるキネス・コーブでは、マダー・クリフの微妙な赤色を見ることができ、ゼンツーペンギンも見られるかもしれません。第28日目  ウシュアイア入港/下船朝、ウシュアイアに入港します。朝食後、乗組員やエクスペディション・スタッフに別れを告げて下船します。下船後、港に停泊中の客船からウシュアイア空港へ無料で団体送迎いたします。第25日目サウスシェトランド諸島ここは、シャクルトンが取り残された隊員の救援を求めるために船出した場所です。5人の部下とともにジェームス・ケアード号という小さな救命艇で嵐の南極海を1,500キロメートル離れたサウスジョージア島へ航行し、そこから山岳地形のサウスジョージア島を36遠隔のウェッデル海探検クルーズ 28日間 No.14けませんが、船が閉じ込められ、放棄された海域の近くに行くことになります。近くには6,500羽のコウテイペンギンのコロニーがあり、このエリアで1羽でも多くのコウテイペンギンに出会えることを願っています。南極半島北部に到達すると、エレバス湾とテラー湾のエリアに入ります。スノーヒル島の流氷には、遠くからやってきたコウテイペンギンが止まっていることが多く、この象徴的な生き物に出会えるチャンスが再び訪れるかもしれません。条件が整えば、ジェームス・ロス島への上陸を試みるかもしれません。時間かけて徒歩で横断してストロムネスの捕鯨基地までたどり着いたのでした。彼らがどのようにして、その途方もない偉業を成し遂げたか驚かずにはいられません。彼が率いる帝国南極横断探検隊のメンバー22人は、探検船エンデュアランス号がウェッデル海で沈没し、エレファント島に取り残されました。救出までに4ヵ月半を要した伝説の救出劇です。エレファント島の環境は非常に厳しく、海岸線のほとんどは、風雨にさらされた垂直の岩や氷の絶壁となっています。可能であればシャクルトン探検隊が奇跡的に生還したポイント・ワイルドまで、ゾディアック・ボートでご案内する予定です。ウェッデル海(ロンネ棚氷、フィルヒナー棚氷、ラーセン棚氷)ウェッデル海の奥深くまで行くと、カニクイザル、ヒョウアザラシ、ウェッデルアザラシに出会えるかもしれません。運が良ければ、コウテイペンギンにも出会えるかもしれません。また、ザトウクジラ、シャチ、ミンククジラ、そして様々な鳥類にも出会えるかもしれません。ウェッデル海の氷の状態は季節によって変化します。広大な海の荒野に遭遇し、高緯度(はるか南)を目指しながら、南極大陸が持つ原生の美しさと力強さを堪能することができるのです。偉大なる白い大陸の発見になぜこれほど時間がかかったのか、シャクルトン探検隊にとっていかに過酷なものであったかが明らかになるでしょう。ブラント棚氷に向かい、ヴィルヘルム・フィルヒナーの第2次ドイツ南極探検(1911〜1912年)で発見され命名されたルイトポルト海岸に沿った周遊コースをとります。条件が許せば、ゾディアック・クルーズや流氷に上陸する機会もあります。その後、フィルヒナー・ロンネ棚氷を目指し、南極半島とラーセン棚氷の東側の海岸沿いを北上します。シャクルトンの帝国南極横断探検隊(1914〜17年)の探検船、エンデュアランス号が流氷に閉じ込められ、沈没する前に南極半島に向かって漂流した場所にも近いです。この物語のエキサイティングな結末として、シャクルトンが埋葬されてから100年目にあたる、2022年3月5日に、ウェッデル海の海底で107年ぶりに沈没したエンデュアランス号が発見されました。流氷のため発見現場には近づすべての旅程は、あくまでも目安です。プログラムは氷、天候、野生動物の状況により異なる場合があります。上陸は、IAATOの規則により、場所の空き状況、許可、環境への配慮が必要です。シーズン開始前にIAATOと正式な航行計画と上陸枠を取り決めますが、最終的な計画はエクスペディションリーダーが決定します。探検クルーズでは、柔軟性が最も重要です。船の平均巡航速度は10.5ノットです。キネス・コーブ)(エレファント島)43

元のページ  ../index.html#44

このブックを見る