ウシュアイア発着第10〜12日目終日航海(さらに南下します。)次に、南極大陸を目指し、ウェッデル海の北東にあるクイーン・モード・ランドとノイシュヴァーベンラント(英語では、ニュー・スウェイビア)を目指します。第13〜14日目ノイシュヴァーベンラント(ニュー・スウェイビア)南極大陸での最初の目的地は、クイーン・モード・ランドの東経20度から西経10度の間にあるノイシュヴァーベンラント(ニュー・スウェイビア)です。この地域は、1938年から1939年にかけて行われたアルフレート・リッチャー率いる第3次ドイツ南極探検隊が探検した場所です。その目的は、南極大陸にドイツの捕鯨基地を設置し、海軍基地の候補地を探すことでした。この地域の領有権を主張するため、沿岸部の海氷にナチスの旗が立てられました。また、調査飛行では鉤十字のアルミニウム製の矢を投下しました。第4〜6日目サウスジョージア島世界最大級の保護海域であるサウスジョージア海域に入り、シャグ・ロック(Shag Rocks)を通過します。この印象的な岩は、サウスジョージア島の西240kmに位置し、数千羽のサウスジョージアムナジロヒメウが生息しています。この岩の周辺は、サウスジョージア海嶺の比較的浅い場所を餌場とする大型の海洋哺乳類が多く生息していることでも知られています。サウスジョージア島到着後、次の場所のいくつかを訪問する機会があります。◆プリオン島 : この場所は、ワタリアオウホドリの繁殖期(11月20日〜1月7日)の初期には閉鎖されます。1月以降、繁殖期の成鳥はパートナーを見つけ、抱卵したり、ヒナに餌を与えたりしています。世界最大の翼を持つアホウドリの穏やかな姿をお楽しみください。第7〜8日目終日航海1914年12月のシャクルトンのエンデュアランス探検としても知られる帝国南極横断探検隊のように私たちはサウスジョージア島を離れ、サウスサンドウィッチ諸島とウェッデル海を目指します。この航路には海氷がある可能性があり、氷の端ではオオトウゾクカモメやユキドリが他の海鳥と一緒になって南下する本船を追いかけてくるかもしれません。第9日目サウスサンドウィッチ諸島第1〜3日目世界の果て、旅の始まり探検クルーズは、アルゼンチンのウシュアイアから始まります。「世界の果て」と呼ばれるフエゴ島に位置するウシュアイアで、午後に乗船し、夕刻に出港します。山々に囲まれたビーグル水道を航海します。サウスジョージア島へ向かう途中、南極収束線(南極前線)を通過します。数時間のうちに水温が急激に下がり、南極からの冷たい海流と亜南極からの比較的暖かい海流が混じる事によって栄養豊富な水が海面に上がってきます。この現象により、本船の近くにはアホウドリ、ミズナギドリ、ウミツバメ、クジラドリ、トウゾクカモメなど多くの海鳥が集まってきます。●詳細日程遠隔のウェッデル海探検クルーズ 28日間ドレーク海峡ウェッデル海※記載の地図はイメージです。フォークランド諸島サウスジョージア島ラーセン棚氷◆フォーチュナベイ : フォーチュナ氷河の堆積平野地形の美しい平原には、多くのキングペンギンやアザラシが生息しています。また、シャクルトンが最後に通ったストロムネスの捕鯨基地への道をたどることもできます。この道は、シャクルトン滝の先の峠道を横切るもので、一部湿地帯があるため、いくつかの小川を渡ることを覚悟してください。◆ソールズベリー平野、セント・アンドリュース・ベイ、ゴールド・ハーバー : これらの場所は、サウスジョージア島の3大キングペンギンのコロニーがあるだけでなく、南極オットセイの世界最大の繁殖地でもあります。12月から1月にかけて、文字通り何百万頭ものオットセイがサウスジョージア島で繁殖します。2月になると、好奇心旺盛なオットセイの子どもたちは遊び好きで、波打ち際に活気と楽しさをもたらします。大きなゾウアザラシは脱皮のためにビーチにやってきます。◆グリトビケン : 捕鯨基地の跡地で、キングペンギンが通りを歩き、ゾウアザラシが我が物顔に横たわっています。サウスジョージア博物館やシャクルトンの墓があります。 6日目の午後、サウスサンドウィッチ諸島に向けて南下します。サウスサンドウィッチ諸島リーセル・ラーセン棚氷この島には上陸できませんが、この活火山地帯の素晴らしい景色の中をゾディアック・クルーズすることができるかもしれません。トゥーレ島とクック島間の通過は、この探検クルーズのハイライトで、永遠の思い出になることでしょう。ザトウクジラやミンククジラに遭遇する可能性もあります。また、島々の周辺では、チャイロオオトウゾクカモメ、ヒゲペンギン、アデリーペンギン、数種類のアホウドリ(ハイガシラアホウドリ、マユグロアホウドリ、ワタリアホウドリ)に出会えるチャンスもあります。フィルヒナー・ロンネ棚氷リダン島ブラント棚氷ルイトポルト海岸ヴァーセル湾ウシュアイア No.14海氷乗船地/下船地エレファント島ポーレット島エレバス湾 & テラー湾ジェームズロス島スノーヒル島南緯66°33′南極圏ノイシュヴァーベンラント(ニュー・スウェイビア)42南極半島南極大陸
元のページ ../index.html#43