オーシャンワイド・エクスペディションズ社 2024年-2025年 南極
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第1日目●詳細日程プエルト・マドリン発/ウシュアイア着第2〜3日目終日航海洋上とはいえ、寂しい思いをすることはほとんどありません。アホウドリ、ウミツバメ、ミズナギドリ、モグリウミツバメなど数種類の海鳥が本船の周りを飛び交いながら追いかけてきます。第6〜7日目終日航海サウスジョージア島へ向かう途中、南極収束線(南極前線)を通過します。数時間のうちに急激に水温が下がり、海水が混じりあう合うことで栄養豊富な水が海面に上がってきます。この現象により、探検船の近くにはアホウドリ、ミズナギドリ、ウミツバメ、クジラドリ、トウゾクカモメなど多くの海鳥が集まってきます。第4〜5日目フォークランド諸島観光フォークランド諸島は野生動物が多く、簡単に近づくことができますが、常に注意が必要です。これらの島々には、固有種などの多くの鳥類が生息する事が知られています。また、フォークランド諸島の海には、オタリアやゾウアザラシをはじめとする海の生き物も多く生息しています。また、ミナミカマイルカやイロワケイルカにも出会えるチャンスもあります。この区間では、以下の2カ所を訪問する予定です。◆スティープル・ジェイソン島 : 世界最大のマユグロアホウドリのコロニー(約11万3千羽)があるスティープル・ジェイソン島は、風と波にさらされる野生の島で、滅多に訪れることはありません。ここでの旅は天候やうねりの状況によって左右されます。◆カーカス島 : この島にはネズミがいないため、多くの鳥類や固有種に恵まれています。マ第8日目シャグロックスサウスジョージア島グランド探検クルーズ 18日間 No.10午後、プエルト・マドリンからフォークランド諸島に向けて出港します。ゴルフォ・ヌエボ(ヌエボ湾)は、ミナミセミクジラが訪れることで知られており、外洋に出ればミナミセミクジラを見られる可能性があります。ゼランペンギンやゼンツーペンギンが繁殖し、フォークランドミソサザイやtussock-birdsなどの渉禽類やスズメ目の鳥類が数多く生息しています。その他、当社が代替案として提供する場所は、次の通りです。◆サンダース島 : サンダース島では、マユグロアホウドリとその時折見せる不器用な着地、そして繁殖中のキバナウやイワトビペンギンを見ることができます。また、キングペンギン、マゼランペンギン、ゼンツーペンギンも生息しています。◆ウエストポイント島 : 島の家の近くの小さな入り江に上陸し、タッソック草の中を進むと、イワトビペンギンと並んで繁殖するマユグロアホウドリの大きなコロニーを見ることができます。◆グレイブ・コーブ : ゼンツーペンギンの営巣地で、素晴らしい景色と野生動物を楽しむことができるハイキングコースが豊富にあります。今日、私たちはシャグロックスに到着します。シャグロックスは、栄養豊富な海に囲まれた6つの島の集まりで、多くの鳥やクジラの絶好の餌場となっています。この島々は、鮮やかな青い目と黄色のくちばしで知られるサウスジョージア・ムナジロヒメウにちなんで名づけられました。第9〜13日目サウスジョージア島観光サウスジョージア島の息を呑むような野生動物と風景を巡るツアーでは、以下の場所を訪れる予定です。この地域の天候は、プログラムを大きく左右する難しいものであることに留意ください。訪問する可能性のある場所は以下の通りです。◆プリオン島 : 偉大なるワタリアホウドリの故郷です。前年の夏に生まれたワタリアホウドリのヒナは巣立ちの準備がほぼ整い、成鳥は1年半海で暮らした後、昔のパートナーを探し求めています。◆ソールズベリー平野、         セント・アンドリュース・ベイ、ゴールド・ハーバー : これらの場所は、サウスジョージア島のキングペンギンの3大コロニーがあるだけでなく、ミナミゾウアザラシにとって世界最大級の繁殖地でもあります。この時期だけ、繁殖のピークを迎えます。出産したばかりの何十頭ものメスや出産間近のメスがいる縄張りを、体重4トンものオスが常に警戒を続け、時には喧嘩もする様子をみることができます。また、12月から1月のまでの繁殖期には、ここでかなりの数のミナミゾウアザラシを見ることができます。◆フォーチュナベイ : フォーチュナ氷河からのこの美しい堆積平野には、多くのキングペンギンやアザラシが生息しています。シャクルトンがアルゼンチンのプエルト・マドリンにて乗船 & 出港30

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