ウシュアイア発着第1日目アルゼンチンのウシュアイアにてここの探検クルーズは、南米最南端の「地の果て」と呼ばれるアルゼンチンのウシュアイアから始まります。フエゴ島に位置し、周囲を山々に囲まれ、目の前にはビーグル水道が広がるウシュアイアは、フエゴ島国立公園、パタゴニア地方や南極への玄関口として、また、交通の要所として栄えています。午後、乗船手続。夕刻、ウシュアイアを出港し、ビーグル水道を航行して南極に向かいます。第2〜3日目ドレーク海峡横断クルーズドレーク海峡での2日間は、この海域を最初に開拓した偉大な極地探検家たちが遭遇したのと同じような体験ができます。冷たい海風、波立つ海、そして海水を吹き上げるナガスクジラもいるかもしれません。南極の自然界の境界線であり、南極からの冷たい海水と亜南極の比較的暖かい海水が出会って混じりあう南極収束線。南極からの海水の殆どは、暖かい海水の下に沈む一方で、混合と湧昇が同時に起こっている領域もあります。そこでは、海洋生物だけでなく、鳥類も変化しています。ワタリアホウドリ、ハイガシラアホウドリ、マユグロアホウドリ、ハイイロアホウドリ、マダラフルマカモメ、ギンフルマカモメ、アシナガウミツバメ、アオミズナギドリ、ナンキョクフルマカモメなど、さまざまな鳥類に出会えるかもしれません。第4〜7日目南極海峡とウェッデル海観光南極海峡を経由してウェッデル海に入ります。巨大なテーブル型氷山が南極半島の東側への到着を告げています。このクルーズでは、コウテイペンギンを探すことができます。船とヘリコプターの両方を使え第11日目 ウシュアイア入港/下船朝、ウシュアイアに入港します。朝食後、乗組員やエクスペディション・スタッフに別れを告げて下船します。下船後、港に停泊中の客船からウシュアイア空港へ無料で団体送迎いたします。第9〜10日目ドレーク海峡横断クルーズ帰路の航海は決して孤独ではありません。くの海鳥が再び本船を追いかけるように飛び交いながらついてきます。バードウォッチングや画像の整理、レクチャーなどで南極の旅を振り返ってください。●詳細日程第8日目デセプション島観光ウェッデル海でコウテイペンギンを探す探検クルーズ 11日間すべての旅程は、あくまでも目安です。プログラムは氷、天候、野生動物の状況により異なる場合があります。上陸は、IAATOの規則により、場所の空き状況、許可、環境への配慮が必要です。シーズン開始前にIAATOと正式な航行計画と上陸枠を取り決めますが、最終的な計画はエクスペディションリーダーが決定します。探検クルーズでは、柔軟性が最も重要です。船の平均巡航速度は10.5ノットです。※記載の地図はイメージです。 No.2ば、見つかる可能性は十分にあります。また、遊覧飛行や条件が合えば、この時期には行けないような場所にヘリコプターを着陸させることもできます。ヘリコプターでの飛行は、真の旅の変化となるもので、以下のようなものがあります。◆南極海峡の西側斜面 : この地域の西側を空から見られることは稀ですが、その風景はまさに飛行する価値があります。層状の砂岩、溶岩流、氷河、氷山、流氷が見渡す限りに広がっています。流氷の上にはコウテイペンギンやアデリーペンギン、ミナミオオセグロカモメ、オオトウゾクカモメ、ミズナギドリ科などの個体が見られることもあります。雪山にはギザギザの山頂が突き刺さり、眼下の斜面には巨大な氷の壁が粉々に砕けて横たわっています。◆デューズ湾 : ヘリコプターの急上昇で、この湾を見下ろす古い避難小屋の近くの岩山に降り立つことができます。この時期はまだ雪や氷が多いのですが、この場所の多くは、様々な形や色の地衣類に覆われた霜で砕かれた岩の上を歩きます。◆シーモア島 : 1901年から4年にかけてのスウェーデンの南極探検隊が、過酷な極地環境の中で越冬した場所です。堆積岩、化石、そして広大な景色がこの場所を特徴づけています。ウェッデル海の奥深くまで航海できる状況であれば、ゾディアック・クルーズが行われることもあります。◆デビル島 : アデリーペンギンの大きな営巣地があるこの島は、丘の頂上まで歩いていくハイカーにとって、壮大な見晴らしの場所です。氷が溶けてできた滝が、ウェルメット岬の近くの崖から流れ落ちることもあります。第5〜6日目 スノーヒル島への航路が多年氷の流氷に覆われていない場合(確率50%未満)の代替プログラムのご案内コウテイペンギンの営巣地に行くにはヘリコプターが有利ですが、南極のルールは自然が決めてくれます。条件が良ければ、最初の2日間はペンギンの営巣地で過ごすことになります。ヘリコプターの運航は丸1日かかり、飛行時間は片道約15分です。ヘリコプターは1便あたり4〜6人乗りで、ペンギンの邪魔にならないよう着陸場所は慎重に選ばれます。現地到着後、営巣地までは徒歩で片道約45分かかります。世界で最も遠い場所にいることを心に留めておいてください。コウテイペンギンの営巣地を訪れる事ができる保証はありません。天候状況が急速に変化し、ヘリコプターの運航に大きな影響を与える可能性があります。 安全は私たちの最大の関心事であり妥協は許されません。どうかご理解上、この探検クルーズにご参加賜りますようお願い申し上げます。(サウスシェトランド諸島)午前、デセプション島に向かい、ペンデュラム入り江またはホエラーズ・ベイ上陸をします。ドレーク海峡の状況により、出港時刻が決定されます。乗船 & 出港14
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