3１． 安全を旨とせよ南極の過酷で予測不可能な変わりやすい天候に対応する為、適切な服装や装備を整えることが不可欠です。南極の環境は、時に訪問者に牙を向ける予想がつかないものであり危険な要素がある事をご承知おきください。２． 南極の手つかずの自然をお守りください。現在、地球上で最も大きな未開の地である南極の自然は比較的汚染される事無く、無垢の姿を保っています。過酷な地域特性から未だ人類が大挙して押し寄せる事も無く、手つかずの自然がそのまま残っていると言えるでしょう。未来永劫にその姿を留める事が出来るかどうかは私たちの心がけ次第だと言えます。３． 南極大陸の野生動物の保護南極の野生動物を捕まえたり、害を及ぼす行動は固く禁じられています。４． 保護区の尊重南極大陸ではさまざまな地域が生態学、科学、歴史、その他の分野で特別な価値を有しているため、特段の保護が加えられています。５． 科学研究の尊重科学研究、施設、設備の妨害をしないでください。 南極条約機構には、1958年に設立された南極研究科学委員会、南極アザラシの保護に関する1972年条約、南極の海洋生物の資源保護に関する1980年条約、及び1991年の環境保護に関する南極条約があります。さらに2年にわたる精力的な交渉の末に準備された議定書は、すべての鉱物の商業開発を50年間禁止するという結果をもたらしました。南極条約は僅か14ヶ条の英文からなっており、国際条約の議定書としては平易な条文によって明記されているものの、重要な取り決めが多く含まれています。 今や全ての南極訪問は、人類の諸活動が環境にもたらす影響を事前に十分に検討してなされるべきであり、産業廃棄物の処理や海洋汚染についての厳しい規制が施行されています。偉大な探検家たちが勇気と敬意を持って挑んだ南極。現代でもなお、人類を魅了し続ける南極は、希少な観光地であると同時にかけがえのない『地球上に残された人類共通の財産』です。Terms of Antarctica南極は人類の平和目的のみに活用されるべきです・・・南極条約Antarctic Treaty南極規約南極は、地球の偉大な財産です。
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