アンタークティック・ロジスティックス&エクスペディションズ社 2019-20年 南極大陸の旅
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の姿を写真に収めることができるでしょう。どの段階においても、私たちが今いる場所の壮大さに驚くとともに、そして、毎晩、何千羽ものコウテイペンギンの鳴き声を聞きながら眠りに就くことでしょう。 私たちの滞在期間中、曇天の日であったり、吹雪の日であったり、太陽が輝く晴天の日であったりと、様々な気象条件が予想されます。24時間多彩な写真撮影をお楽しみ頂けます。夜中に起き、昼間に寝るという事もあるかも知れません。 フィールド・キャンプは基本的なものですが、就寝用の快適な山岳用テントや大きなダイニング・テント、アウトドアー用の個室トイレも備えています。施設は必然的に軽量かつ運びやすく、南極大陸で最大級の嵐にも耐えられるよう設計されています。また、キャンプ地と営巣地との間で、カメラなどの機材を運搬するのに便利な小型のソリも用意しています。 お食事は、ユニオングレーシャー・ベースキャンプのキッチンで調理した冷凍食品や温かいスープ、冷たい肉製品、チーズ、オートミール、卵、麺類、軽食などを用意しています。飲み物は、ホットドリンク、ジュース、ビールやワインも用意しています。食事の時間は柔軟ですので、昼光や気分に合わせて探検や撮影ができます。 毎日、ガイドがユニオングレーシャー・ベースキャンプと連絡を密に取り、報告を行うと共に気象状況を確認します。フィールド・キャンプ泊●活動レベル「中」程度/ややチャレンジが必要。フィールド・キャンプでの外気温:-30℃前後、猛吹雪に見舞われることもあります。コウテイペンギンの営巣地まで、起伏のある氷上あるいは雪原を片道約1.6km歩きます。 朝、南極大陸の最新状況をお客様の滞在ホテルに電話連絡いたします。南極大陸への飛行に支障がなければ、ホテルまでバスでお迎えにあがり、プンタ・アレナス空港でチャーター機に乗り込みます。南極大陸までは、4時間15分ほどの飛行を予定しています。 飛行ルートは、ドレーク海峡を越え、南極半島の西側、エルズワース山脈の峰々をたどり、ユニオン・グレーシャーのブルー・アイス滑走路に着陸します。ここから、南極大陸での第一歩を踏み出します。特別仕様の4輪駆動のバンで、約8㎞離れたベースキャンプに向かいます。ベースキャンプではスタッフがお出迎えし、キャンプのツアーを行い、テントまでご案内致します。南極大陸/ユニオングレーシャー・ベースキャンプ泊第1日目南極大陸への飛行 今日は、南極大陸の環境に順応する一日となります。南極大陸でのキャンプや生活についてのオリエンテーションに参加し、ガイドと一緒に探検手順のおさらいをし、その後ナチュラリストによる沿岸の野生生物やその観察のしかたについてのプレゼンテーションが予定されています。 また、残りの時間はリラックスしたり、周囲を探検したり、希望者は軽めの活動に参加することもできます。コウテイペンギンの営巣地への旅を存分に楽しむために十分に休養してください。南極大陸/ユニオングレーシャー・ベースキャンプ泊第2日目南極大陸の環境に順応 朝食をゆっくりと済ませた後、荷物をまとめ、スキー・プレーンでウェッデル海の南海岸の秘境を目指します。ロンネ棚氷の上空を北東方向に飛行し、バークナー島の先へと向かいます。飛行時間は約4時間を予定しています。コウテイペンギンの営巣地から1.6㎞ほど離れた多年氷の上に着陸します。そして、ALE社のガイドたちが飛行機の傍らに簡易ながらも快適なフィールド・キャンプを設営します。 キャンプ地と営巣地間を安全に往復するための再確認をします。日常とは違った秘境では、ガイドの安全指導に必ず従って頂くようお願いいたします。残りの時間は探検のための自由時間でコウテイペンギンたちと初対面になるかもしれません。フィールド・キャンプ泊第3日目コウテイペンギンの営巣地へ これから4日間にわたって、営巣地の風景や音、リズムに没頭することでしょう。ガイド付きの散策やALE社のナチュラリストからコウテイペンギンの習性について学びます。また、お客様のペースで探検や写真撮影をお楽しみいただくこともできます。 毎日、新たな発見があることでしょう。親鳥がヒナの世話をしたり、雪原を滑り降りたり、暖を取るため身を寄せ合ったりするヒナを目にしたり、交響曲のような鳴き声を聞いたりすることでしょう。それぞれの声がユニークで、何千羽ものコウテイペンギンの中に居ながら親鳥とヒナの呼びかけでお互いの居場所を見つけ出せるのは驚きです。 運が良ければ、僅かな氷の隙間でくつろいでいるウェッデルアザラシやコウテイペンギンの間をおどけるように走り回るアデリーペンギン、そして真っ白な氷壁を背景に見失いそうになる雪のように真っ白なユキドリ第4~6日目コウテイペンギンの営巣地の観察南極大陸/ユニオングレーシャー・ベースキャンプ泊 午前、コウテイペンギンの営巣地での写真撮影や観察をおこないます。午後、フィールドキャンプをたたみ、ユニオン・グレーシャー・キャンプに帰還します。第7日目ユニオングレーシャー・ベースキャンプに帰還南極大陸/ユニオングレーシャー・ベースキャンプ泊 南極最後の日は悪天候の際の予備日です。美しいキャンプ周辺を散策するチャンスもあるかもしれません。ユニオングレーシャー・ベースキャンプ最後の日は、我々の体験を祝う夕食会です。他の方々の探検情報も聞けるでしょう。第8日目ユニオングレーシャー・ベースキャンプ滞在■詳細日程プンタ・アレナス泊 天候と機体状況、滑走路の状態が良ければ、チリのプンタ・アレナスからのチャーター機がユニオングレーシャー・ベースキャンプに到着します。チャーター機に搭乗し、南極大陸を後にします。プンタ・アレナス空港では、ALE社のスタッフがお出迎えし、ホテルへお送りいたします。※ご帰国の際、お客様のフライト時間に合わせ、ALE社のスタッフがホテル からプンタ・アレナス空港まで送迎いたします。第9日目プンタ・アレナスへの帰還14
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