ポーラー・ラティチュード 2019-20年 南極
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■アーリー・シーズン(南極の春)10月~11月海氷が解け始め、見渡す限りの峰々の風景は、氷河と雪に覆われています。春は、ペンギンや海鳥たちにとって子孫を残すための繁殖の季節でもあります。アデリーペンギンやヒゲペンギン、ゼンツーペンギン、他の鳥たちも繁殖地に戻ってきます。そして、求愛行動や巣作り、産卵、抱卵を行います。サウスジョージア島では、ゾウアザラシやオットセイが繁殖しています。キングペンギンは、卵を抱卵嚢の中に入れ、立ったまま温めています。卵の面倒は、雌雄交代で行い、一方が海に出て餌を食べている間は、片方の親鳥が卵の面倒を見るのです。■ハイ・シーズン(南極の夏)12月~1月1日の日照時間は、18~20時間と長くなります。写真撮影に最高の時期で、あらゆるものを撮影する事ができます。ペンギンの卵は孵化し、雛が餌を運んできた親鳥を追いかけ回す光景をご覧いただけるでしょう。南極半島沿岸では、ヒゲクジラやハクジラが多く見え始まります。サウスジョージア島の海岸では、オットセイの赤ちゃんを沢山ご覧いただけます。孵化から約30日後、ペンギンの雛たちは、疲れて飢えた両親を休ませるように雛だけの集団生活「クレイシ(保育所)」を始めます。■レイト・シーズン(南極の秋)2月~3月南極半島でクジラを観察できるピークを迎えます。南極半島沿岸や沖合の島で多くのオットセイをご覧いただけます。サウスジョージア島でも若いオットセイを沢山ご覧いただけます。ペンギンの営巣地は、とても忙しく賑やかです。ペンギンの雛の羽は、換羽が始まり、海に入れるよう防水の効いた羽に生え変わります。その頃になると、両親は雛と別れ。換羽と栄養補給のために海に帰っていきます。3月初旬、アデリー、ヒゲ、ゼンツーなどのペンギン達も海に帰っていきます。そして営巣地は空になり、秋の到来ともに再び南極に静寂が戻り、観光シーズンは終わりを告げます。南極探検クルーズは、南極の観光シーズンである11月上旬(南極の春)から3月の上旬(南極の秋)まで運航されます。南極では、多くの野生生物との出会いや原始から続く雄大な自然の素晴らしさを満喫する事ができます。●南極半島の温度(観光シーズン)温度 : 通常-5℃~+3℃位です。但し、曇天や風、氷河見学や長時間のゾディアッククルージングの際には、体感温度はさらに寒く感じます。-10度になっても対応できる服装をご用意ください。南極の観光シーズン南極には人生観を変えるほどの感動がありますPOLAR LATITUDESPOLAR LATITUDES3
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