ONE OCEAN社 2019年 北極
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●詳細日程ロングイヤー・ビーエンで、アカデミック・セルゲイ・ヴァヴィロフ号に乗船します。夕方、ロングイヤー・ビーエンを出港します。アドヴェントフィヨルデンからイスフィヨルデンに向けて航海します。白夜のため、出港の際には、屋外のデッキから景色を楽しんで頂けます。簡単な説明会とエクスペディション・チームの紹介を予定しております。夕食は、ウェルカムディナーをご用意しています。バーボンハムナ(Bourbonhamna)近くの狭い海峡を航行する際、ベルーガ(シロイルカ)が頻繁に見られます。大人のベルーガは真っ白で、子供のイルカは斑状の灰色です。スヴァールバル諸島には、約5千~1万匹ものベルーガがいると推測されています。ベルーガは、イッカクやホッキョククジラのような高緯度北極に住むクジラ種のような背骨を持ちません。これは氷で覆われた海域に棲息するためには、氷上に出ることで背骨にダメージを受ける可能性があるため、進化して背骨が欠如したものと考えられています。ゾディアックボートでのクルージング中にベルーガを探します。上陸観光でインゲブリグステンブクタ(Ingebrigstenbukta)をハイキングする際、古い狩猟用の小屋や遺物をご覧いただけるでしょう。また、大量のベルーガの骨も目に留まります。骨やすべての遺物は、スヴァールバル諸島政府によって管理・保護されていますので、持ち出すことはできません。この地域に生息する多数のトナカイを見られる可能性があります。クロスフィヨルデンの北西端にあるリリーフック氷河は、海面からの高さが約80m、幅約7㎞にわたり広がり、信じられないほど素晴らしい景観をなしています。本船やゾディアックボートからの眺めは雄大で圧倒されます。クロスフィヨルデンの海岸には、多くの種類の海鳥が繁殖しています。小さい湾の沖合に投錨し、ゾディアッククルージングで7月14日氷河の近くの崖に沿ってクルージングをすると、多くの海鳥の営巣地をご覧いただけるでしょう。フィヨルドの暗い海域をクルーズする際には、アゴヒゲアザラシやワモンアザラシなどを探索します。両種ともよくこのフィヨルドでよく見られます。スピッツベルゲン島の北海岸に沿っての航海で、モナコ氷河を訪れない事には、スピッツベルゲン島を旅行したとは言えません。 フィヨルドの先端の広い氷河では、カヤックやゾディアッククルージングを予定しています。リーフデフィヨルデンの入り口近くの海岸沿いの平原ではハイキングを予定しています。ホッキョクグマがワモンアザラシの捕食に現れたり、鳥の卵を探しているのを目撃する事ができるかかもしれません。北緯81度のフィプソーヤは、北極点から約1千㎞の距離に位置しています。耐氷能力に優れた本船は、パックアイスの縁に沿って航行します。フィップソーヤは、パックアイスに覆われていることが多いため、ホッキョクグマを見られる可能性があります。最近のシーズンには、この地域でホッキョクグマを観察することができました。北極点の近くに来ていることを示すものとして、操舵室のGPS、もしくは手持ちのGPSで緯度を確認してみてはいかがでしょうか?氷縁から、南に曲がり、スヴァールバル諸島のスピッツベルゲン島と北東島を隔てるヒンローペン海峡を航行します。ヒンローペン海峡では、アルケフィエッレの断崖に10万羽以上ものハシブトウミガラスや何千羽ものミツユビカモメ、ハジロウミバトが繁殖しています。近くのマーチソンフィヨルドは、カヤックやクルージングには、素晴らしい場所で、壮大な景色もお楽しみいただけます。北極の野生生物に出会える可能性のある場所へのハイキングルートもあります。ゾディアックボートでフグルサンゲンオイヤ(Fuglesangenoya)の海岸に近づくにつれ、島の断崖に何千羽もの鳥が営巣地を作っているのが分かります。ヒメウミスズメの繁殖地では、島の構成により素晴らしい景色をお楽しみいただけます。フグルサンゲンオイヤから数キロメートルの所に、文字通り訳すと 鯨の脂肪の町という意味のスミーレンブルグに昔の捕鯨基地跡があります。かつての捕鯨基地の海岸線をハイキングしながら、スヴァールバル諸島の発見と探検の歴史の中で捕鯨の重要性について学びます。ブラバー・オーブン(脂身のオーブン)は、厳しい環境の中での捕鯨産業を思い出すものとして残っています。セイウチを見たり、鳴き声を聞いたりすることは、まさに北極圏での魅力です。プリンス・チャールズ島のセイウチの繁殖地を訪れます。海岸線にいるセイウチに近づくためには、風下から接近します。セイウチの匂いはとても臭いのです。夜、秘境への素晴らしい船旅を振り返りながら、キャプテン主催のスペシャルディナーを楽しみます。朝、ロングイヤー・ビーエンに入港します。朝食後、エクスペディション・チームに別れを告げて下船します。※下船後、町の中心地及び空港までお送りいた します。第4日目モナコ氷河 & リーフデフィヨルデン観光第8日目フグルサンゲンオイヤ & スミーレンブルグ観光第5日目フィプソーヤ観光(スヴァールバル諸島最北端)第2日目バーボンハムナ観光第3日目リリーフック氷河観光第9日目プリンス・チャールズ島観光第6~7日目ヒンローペン海峡観光第1日目ロングイヤー・ビーエン集合/乗船/出港第10日目 ロングイヤー・ビーエン入港/下船、解散スピッツベルゲン島探検クルーズ 10日間 No.210
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