クォーク・エクスペディションズ社 2018-19年 南極
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No.7ウシュアイア発着野生生物の楽園フォークランド諸島とサウスジョージア島探検 18日間1916年にエンデュアランス号の乗組員の救助を求め、エレファント島から小型の救命艇で荒海の南極海を横断し、辿り着いた場所です。ソールズベリー平野では、好奇心の旺盛なキングペンギンやオットセイが私達を出迎えてくれます。氷河が垂れ下がり、その前の平原には多くの野生生物が繁殖し、素晴らしい光景を撮影することができます。エルスフル、ロイヤルベイ、ライトホエールベイ、セントアンドリュース湾のビーチもキングペンギンとオットセイ、ミナミゾウアザラシで溢れています。島で最も歴史的な場所は、シャクルトンが眠る場所です。グリトビケンの集落でシャクルトンの墓地を訪れます。ここは、亜南極海域で初めて捕鯨基地が建設された場所で、現在は、博物館やギフトショップ、教会、小規模な研究機関があります。その後、ゴドスルに向けて出港します。航海中、試みるもう一つの上陸地は、フォーチュナ湾の東岸にあります。険しい山々に囲まれた「シャクルトンハイク」は、シャクルトンがエレファント島いるエンデュアランス号の隊員たちを救出するため、険しい山岳地帯を36時間かけて横断し、ストロムネスの捕鯨基地に向かった最後の数キロメートルの道のりをトレッキングします。シャクルトンが山岳地帯を横断しフォーチュナ湾の放棄された捕鯨基地跡近くの海岸には、オットセイやキングペンギン、ゼンツーペンギンが点在しています。驚異と感動に満ち溢れた旅を終えウシュアイアに向かいます。写真をシェアしたり、旅の思い出を語り合ったり、最後の瞬間までこの探検クルーズをお楽しみください。 朝、ウシュアイアに入港。下船後、クォーク社の無料送迎バスでウシュアイア空港までお送りいたします。洋や太平洋からくる温暖なインド海流が混じり合うため非常に肥沃で、世界中の海で最もクジラやアザラシの観察に適しています。サウスジョージア島は、南極探検の歴史が多く、人気の寄港地でもあり、捕鯨やゾウアザラシ猟師の避難場所でもありました。今日、野生生物の個体数は、回復してきましたが、古い捕鯨基地や前哨基地の遺跡が島内に点在しています。サウスジョージア島の歴史的な物語はとても重要な要素ですが、豊富な野生生物も魅力的です。上陸地点は様々ですが、天候によって決定します。訪れる予定の場所では、地球上で他の地域では体験できないほどの野生生物たちに遭遇をするでしょう。サウスジョージア島は、野生生物が最も豊かな繁殖地の一つで、海岸線には、膨大な数のキングペンギンやマカロニペンギンが生息しています。島は鳥類愛好家には最高の楽園で、すべての上陸地でヒメウミツバメやアホウドリなど多くの海鳥に驚かされるでしょう。「南極のガラパゴス」と形容されるサウスジョージア島では、常に新しい発見があります。ある日、何十万番(つがい)のキングペンギンで賑わっているビーチを訪れたかと思えば、翌日には、数千頭ものゾウアザラシが寝そべっている別の海岸を訪れます。島のビーチと草原、山々は、様々な種の繁殖と生存に重要な役割を果たしています。この壊れやすい共生関係について、エクスペディションスタッフがご説明いたします。サウスジョージア島で期待できる上陸地は、ゴールドハーバーとクーパーベイです。ゴールドハーバーには、膨大な数の野生生物が一ヶ所に繁殖している最も素晴らしい場所です。バートラブ氷河や大規模なキングペンギンのコロニー、オットセイ、ミナミゾウアザラシ、草原の中で繁殖する鳥類に魅了されます。クーパーベイでは、キングペンギンやマカロニペンギン、ゼンツーペンギン、ウエッデルアザラシなどもご覧いただけます。出港する前に海から聳え立つ断崖が劇的なドリガルスキー・フィヨルドを訪れる予定です。また、完全に地図に記載されていないキング・ハーコン湾の細長い入り江の航行を予定しています。ここは、偉大な探検家、アーネスト・シャクルトンが、南米最南端の活気ある港町のウシュアイアに到着後、クォーク社指定のホテルにお送りいたします。この町は、南極への玄関口で、パタゴニアの交通の要所でもあります。町のカフェで手作りチョコレートを味わったり、博物館を訪れたりとウシュアイアの休日をお楽しみください。午前、自由行動午後、乗船手続夕刻、ウシュアイアから待ちに待った南極に向けて出港します。本船はビーグル水道を進みます。この水道は、チャールズ・ダーウィンが世界周航したビーグル号に因んで名づけられたことでも有名です。南極条約、南極訪問者のガイドライン、ゾディアックボートの利用方法や南極の野生生物、探検の歴史、南極の自然などのレクチャーが始ります。図書室で南極関連の資料を閲覧頂いたり、バーカウンターやデッキでおしゃべりを楽しんだりして、ごゆっくりとお寛ぎください。フォークランド諸島の東フォークランド島と西フォークランド島を訪れます。この2つの大きな島には、イワトビペンギン、ゼンツーペンギン、マゼランペンギンなどの営巣地があります。また、ここでは亜南極のみで繁殖するキングペンギンも見ることができるかもしれません。海鳥ではマユグロアホウドリやフォークランドツグミ、フォークランドフナガモなど多様な野生生物が生息しており、上陸観光やゾディアック・クルージングによる見学を予定しています。スタンリーには、教会や博物館、イングリッシュパブなどが点在し、町並みはイギリス風で「辺境の町」といった魅力があります。南へ針路を進めます。船は生物学的に南極地域に入ったことを示す南極収束線を越えて航行します。この海域は、寒冷な南極海流と大西第1日目アルゼンチンのウシュアイア到着第4~5日目フォークランド諸島観光第3日目南大西洋クルーズ第14~17日目南極海 & 南大西洋クルーズ第6~7日目南極海クルーズ第8~13日目サウスジョージア島観光●詳細日程第2日目乗船/ウシュアイア出港第18日目ウシュアイア入港/下船30

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