ワンオーシャン社 2018年 北極
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●詳細日程午前、カナダのオタワからチャーター機にてグリーンランド西岸のカンゲルルススアークに向かいます。ウエルカムカクテルを楽しみながら伝説の北西航路に向けてソンドレストロームフィヨルドを出港します。この美しいシシミウトの町を探索する前に、町の近くにあるフィヨルドをゾディアックボートで探索します。カラフルな家々が特徴的なこの町の背後には、花崗岩の山が聳えたっています。ここでは、カヤッカー達と出会い、グリーンランド伝統のカヤッカー達の熟練の技を見学する予定です。また、小さな博物館を訪れるのも面白いです。今日の経験を一つの言葉で表すとすると「氷」でしょう。北極と南極の両方を何年も経験しているエクスペディション・チームのメンバーでさえも、本船を取り囲む氷の素晴らしさには圧倒されます。まさに世界の不思議の1つであるユネスコの世界自然遺産、ヤコブスハブン・アイスフィヨルドは、ディスコ湾に巨大な卓状氷山を流しだしています。ヤコブスハブン・アイスフィヨルド(セルメック・クジャレック)からディスコ湾に流れ出る氷河は、1日に約40m流動し、年間50立方kmもの氷河を作り出しています。イルリサットへの接近は、常にフィヨルドの入り口やその周囲の氷の量によります。氷海での技術にたけた熟練の船長と航海士は、氷山に万全の注意を払いながら航行しますので、北極圏を探検する他の客船よりも安全で快適にご案内いたします。イルリサットは、グリーンランドで最も有名な初期探検家の1人であるクヌート・ラスムッセンの故郷です。また、イルリサットの町には美しい港と色とりどりの漁船、岸辺にはカラフルな家々が立ち並んでいます。グリーンランドの険しい海岸線を離れます。バフィン湾の横断は、ミドルアイスと呼ばれる氷の状況によって左右されます。ミドルアイスの縁を探しながら北方に航行し、バフィン湾の海岸に到達するまでミドルアイスの縁に沿っての航行を予定しています。バフィン湾を横断する際、この海域に生息しているナガスクジラやマッコウクジラ、イワシクジラ、ザトウクジラ、アザラシ、海鳥を探索します。船内では、専門家による北極の野生生物や歴史、地質、文化などのプレゼンテーションがおこなわれます。バフィン島北部近くの広い海峡に入ります。ポンドインレット(Mittimatalik)は、遠隔のイヌイット・コミュニティの中心地です。ハイライトは、ナティンナック・センター(Natinnak Center)の訪問です。そこでは、極北で暮らす人々の生活や文化、歴史を展示・紹介しています。また、イヌイットの彫刻や宝石、伝統的な工芸品などが展示されています。 地元の芸術家が作った工芸品を購入することで、村を支援することができます。ポンドインレットの地元の子供たちとのふれ合いを楽しみます。伝統的なイヌイットのゲームでは、彼らの運動能力の高さに驚かされます。ゲームから分かる技術や高い運動能力は、厳しい北極圏の環境で暮らすには不可欠なものとして発達しました。バフィン島を後に、デボン島に向けてランカスター海峡を横断し、北緯75度付近に到達します。ここは、生物多様性が豊かな海域で、北極圏の野生生物の「スーパー・ハイウェイ」と言われています。バフィン湾から西への大量の潮流とボーフォート海から東への潮流、群島から北への潮流が混じり合って豊富な栄養源作り出し、北極の多くの野生生物を支えています。私たちは、デボン島の南岸に位置するダンダス・ハーバーで、王立カナダ騎馬警察(RCMP)の前哨跡地を訪問する予定です。この付近では、時々ジャコウウシやホッキョクウサギを目にする事があります。また、この地域では、素晴らしいハイキングをお楽しみいただけます。ビーチー島は、北西航路の探検クルーズにおいて最も歴史的に重要な意味を持つ場所です。サー・ジョン・フランクリンの不運な探検隊は、広大な氷の中に消える前の1845年に最後の快適な冬を過ごしたところです。信じられない事に約30年間にも渡り、探検隊の捜索が続けられたのです。フランクリン探検隊の謎は、2014年9月にパークス・カナダ(カナダ国立公園管理局)とカナダ王立地理学協会が合同で捜索をし、行方不明だったフランクリン探検隊の英国海軍の軍艦エレバス号をビクトリア海峡で発見した時に謎の一部は、解決しました。ワン・オーシャン・エクスペディションズ社は、科学者や歴史家、歴史の研究者,高官、スポンサー、水中探査機の輸送を担当し、捜索に重要な役割を果たしました。ビーチー島への上陸では、遠隔の吹き曝しの海岸に立つ墓標を訪れます。凍った風景の中、海路を探し求めた先駆的探検家達の勇気と愚かさに疑問を覚えるでしょう。また、歴史愛好家にとっては感無量の時でもあります。ここは、この探検クルーズのハイライトとなるでしょう。 ビーチー島を訪れた後、バロー海峡を横断してプリンス・リージェント・インレットに入ります。ここでプリンス・レオポルド島の鳥類が繁殖する断崖に立ち寄ります。ここ島は、カナダ北極圏の全域の中で最も重要な鳥類保護区です。ハシブトウミガラスやハジロウミバト、フルマカモメ、ミツユビカモメなど数十万羽もの鳥類が繁殖しています。時に物凄い数の鳥が空を飛びかい、信じられない光景が展開します。また、この付近には、豊富な食べ物があるので、ベルーガやイッカク、ホッキョククジラ、アザラシ、ホッキョクグマが見られる事がよくあります。本船は、プリンス・リージェント・インレットを離れ南に航行し、ベロー海峡の東端に近づきます。サマーセット島の南端に位置するフォート・ロスは、ハドソン湾会社の毛皮交易の前哨基地でした。近くの魅力的な考古学的遺跡の場所は、イヌイットとその祖先が1000年もの間、暮らしていたことを物語っています。フォート・ロスを探索した後、狭いベロー海峡の通行を試みます。ピーク時には、7ノットもの速さの潮流が轟音をたてて流れる海流を避けるため、出来るだけ緩やかな潮流の航行を目指します。この海峡による水の混合は、海洋哺乳類に豊富な栄養源を作り出しています。目を凝らして、タテゴトアザラシやヒゲアザラシ、ホッキョクグマを探して見てください。北極海の航海の中で、船長と航海士の操船技術と本船の能力の高さが明らかになるエキサイティングな1日になるでしょう。ベロー海峡通行後、ビクトリア海峡を横断し、北西航路の中心にあたる、プリンス・オブ・ウェールズ島のコニンガム湾に到着します。ここでは、北極で最も注目すべき野生生物に遭遇する事を願っています。ここは、ホッキョクグマのホットスポットです。干潮時、しばしば、この湾の浅瀬の岩場で、ホッキョクグマがベルーガを捕らえています。この自然環境の中で、ホッキョクグマの信じられないようなハンティングの様子を見る事は、驚くべき光景です。北西航路に向かうと、ジョン・フランクリン探検隊の「消えた探検隊」の謎が解き明かされ始まります。2014年9月の軍艦エレバス号の発見前までは、フランクリン探検隊が凍結した北極圏で最後の月をどのように過ごしたかは、殆ど知られていませんでした。ビクトリア海峡の氷の中に放棄された軍艦は、パークス・カナダ海洋考古学チームと最近のビクトリア海峡探検の継続的な努力のおかげで発見できました。救命艇が捨てられたビクトリー・ポイントには、銅や鉄屑、ナイフやフォーク、スプーンなどの金物類、ボタン、人骨などが散らばり、決して来る事がなかった救助を探し、南への絶望的な旅が全てを物語っています。ビクトリー・ポイントとビクトリア海峡を訪れ、英国海軍の軍艦エレバス号が沈んでいる実際の場所の近くまで航海します。私たちは、結果的に北極についての知見を明らかにしてくれた探検の探求について学びます。探検クルーズの最後の夜、北西航路の旅を振り返りながらスペシャル・ディナーをお楽しみください。ケンブリッジベイは、ビクトリア島の南岸に位置する遠隔の地で、この地域の狩猟と罠猟、漁業の中心地でもあります。イヌイットは、数百年の間、この地域でサマーキャンプをしていました。アムンセンは、この地域で2冬を過ごし、南極点到達を試みる前に地元の人々から犬ソリをマスターする方法を学びました。ケンブリッジベイ入港で北西航路の探検クルーズが終了します。下船後、空港と町の中心地まで送迎いたします。ケンブリッジベイから空路チャーター機でエドモントンに向けて出発します。エドモントン到着後、解散※エドモントン空港から市内中心部までお送りい たします。第1日目オタワ発 B カンゲルルススアーク着/乗船/出港第11日目コニンガム湾(プリンス・オブ・ウェールズ島)第12日目ビクトリー・ポイント &キングウィリアム島第13日目ケンブリッジベイ入港/下船/発Bエドモント着、解散第6日目ポンドインレット(ミティマタリク/Mittimatalik)第3日目イルリサット &ヤコブスハブン・アイスフィヨルド第2日目シシミウト第9日目ビーチー島第10日目フォート・ロス & ベロー海峡通航第4~5日目バフィン湾横断クルーズ第7~8日目ランカスター海峡 & デボン島秘西グリーンランドと伝説の北西航路探検クルーズ 13日間 No.518
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