クォーク社 2026年 北極
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コースエリア グリーンランド第12日目デンマーク海峡横断北極探検クルーズは、南下してデンマーク海峡の航海で終わりを迎えます。船内では、専門家によるプレゼンテーションや写真の整理、ウルトラマリンのツンドラスパでリラックス、バーでカクテル飲んだりと各々最後の航海をお楽しみください。第8〜11日目スコアズビーサウンド地域の興奮冷めやらぬ皆既日食体験の後の航海では、グリーンランド東海岸の広大なフィヨルド地域であるスコアズビーサウンドを訪れます。フィヨルド入口付近の少数イヌイットの集落イトコルトルミットを除くと、このスコアズビーサウンドは無人地帯です。フィヨルド入口近くには、北極圏では珍しい温水のポリニア(海氷に囲まれた海水面)があり、多様な生物生態系を支えています。このフィヨルドは、数多くの山々、谷、氷河が並び、見事な氷山を生み出しています。第13日目  レイキャビク入港/下船朝、レイキャビク入港。下船します。団体送迎でレイキャビク港から町の中心地へお送りし、解散。※下船後、空港への送迎サービス及びレイキャビク宿泊は含まれていません。第7日目皆既日食観察●詳細日程皆既日食北東グリーンランド探検クルーズ 13日間 No.6許せば、鉱床が丘を赤やマゼンタ色に染めている風景写真家には注目のスポットにもなる、スキッパーダル・バレーでのハイキングを楽しめます。皆既日食ポイントに向かうまでは、イメール島のBlomsterbugten(別名:花の湾)を訪れる機会があります。この名の由来は、1929年ランゲ・コッホ探検隊で植物の標本を大量に発見し集めた、考古学者グンナー・ザイデンファーデンとアルネ・ノエ=ナイガードによって付けられました。Blomsterbugtenには、1929年に建てられたオオカミの小屋と呼ばれるVarghyt-tenという小さな小屋があります。これはデンマーク軍の特殊部隊シリウス雪ぞりパトロール隊によって現在も利用されています。ここでは、滅多に訪れることができないノア湖までのハイキングも楽しめるかもしれません。冒険の日々が進むにつれ、船内では皆既日食観察に向けて期待が高まる雰囲気になってくるでしょう。舞台裏では、エクスペディションリーダーと特別ゲストの皆既日食地図製作者:マイケル・ザイラー氏と船長が密接に協力しながら、海象や氷の状況、天気予報を監視し続け、日食観察を最大限の物にするために、戦略的に客船を最高の位置へ配置するようにします。この北東グリーランドの極地旅行を体験できる人は世界でも少ないですが、北極探検の素晴らしさと日食観察の魅力を組み合わせた体験ができる人はさらに少ないでしょう。8月12日の皆既日食現象に先立ち、船内では我々の特別ゲスト2人による、日食専門家のデイビッド・バロン氏とマイケル・ザイラー氏によるプレゼンテーションも予定しています。日食愛好家ベテランの2人が豊富な知識を駆使して他にはない日食鑑賞の旅をお届けします。デイビッド・バロン氏が「アメリカの科学:国を啓もうした皆既日食」と題した講義をし、日食の神秘的な現象が社会や個人をいかに刺激し科学の偉大さを達成してきたかなど日食の社会的影響について掘り下げます。客船は、オスカー・フィヨルドで皆既日食の経路に沿って最適な観測地点を定めていきます。皆既日食は2分17.2秒間続き、北極圏のこの地域は、日食経路全体で皆既日食の継続時間が最も長くなります。日食は午後2時34分から始まり、皆既日食は午後3時34分から3時36分の間です。日食は2時間1分3秒続き日食観測体験は、午後4時35分に終了します。2026年のこの日食は、約18年ごとに繰り返されるサロスシリーズ126の一部です。極地での皆既日食は、陸地面積が小さいことや日照時間が1年のうち一部のであることから貴重な機会であることに注目されます。北極圏内で最後に皆既日食観察ができたので2008年でした。クォーク・エクスペディションズのチームと特別ゲストの日食専門家は、この航海準備に向けて、日食現象とこの地域の地理について研究し続けています。そして日食当日まで、山岳地帯、太陽の角度、気象パターンを研究し、最高の観測体験を提供できるように決定していきます。当日の予定は、エクスペディションリーダーより皆既日食の数日前や数時間前ごとに最新情報をご案内します。ミルン島の北東に位置する群島(別名ベア諸島)の一つビョルナール(Nannut Qeqerta-at)を探索する予定です。この島々は、1891〜92年Den Østgrønlandske(東グリーンランドという意味)探検隊により名づけられました。11の主要な島々からなるこの群島は、迷路のような水路や険しい断崖、地質学的な魅力など訪れた人々を魅了する場所です。この地域の探検クルーズでは、ゾディアッククルージングやいくつかの上陸ポイントへの訪問もお楽しみいただけます。また草を食べるジャコウウシの姿を観察できるかもしれません。地球上のジャコウウシの生息数40%はこの北東グリーンランド国立公園になります。多くの氷山が生み出される壮大なスコアズビーサウンドでの航海は、かつての訪問者たちがここは地球上で最も美しいフィヨルドシステムであると評した理由が直ぐにわかるでしょう。ここでは玄武岩の柱が並ぶ海岸線で知られるバイキングブクタ。色鮮やかなツンドラ大地や古代トゥーレ遺跡の探索ができるシド岬など魅力あふれるポイントなどへ訪れる機会があります。探検32

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