オーシャンワイド・エクスペディションズ社 2025年-2026年 南極
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ウシュアイア発着第5〜10日目サウスジョージア島観光今日はサウスジョージア島最初の活動地に到着します。この地域は天候に左右されやすく、プログラムの内容も大きく左右されます。訪問地は以下の通りです。◆ソールズベリー平原、セント・アンドリュース湾、ゴールド・ハーバー :          これらの場所は、サウスジョージア島でキングペンギンの3大コロニーがあるだけでなく、ミナミゾウアザラシの世界最大級の繁殖地でもあります。一年のこの時期だけが、繁殖期のピークを迎えます。数十頭のメスが出産したばかり、またはこれから出産しようとしている縄張りをめぐって、体重4トンのオスが常に警戒を続けています。時には喧嘩もする様子を観察してください。ここではかなりの数のナンキョクオットセイも見ることができます。◆フォーチュナ氷河 : フォーチュナ氷河からの美しい融氷流水堆積物の平原には、キングペンギンやアザラシが数多く生息しています。 廃墟となった捕鯨基地のストロムネスまで、シャクルトンのルートの最終行程をたどるチャンスがあるかもしれません。この道はシャクルトン滝の先の峠を横切りますが、一部湿地帯があるため、いくつかの小川を渡る覚悟が必要です。◆リースハーバー、ストロムネス、フスビク :  これらの場所は、20世紀初頭の捕鯨産業の規模を思い起こさせます。ゾウアザラシとオットセイがここで繁殖し、脱皮します。ゼンツーペンギンも上陸地点を占拠しています。ナンキョクク第1日目アルゼンチンのウシュアイアにてこの探検クルーズは、南米最南端の「地の果て」と呼ばれるアルゼンチンのウシュアイアから始まります。フエゴ島に位置し、周囲を山々に囲まれ、目の前にはビーグル水道が広がるウシュアイアは、フエゴ島国立公園、パタゴニア地方や南極への玄関口として、また、交通の要所として栄えています。午後、乗船手続。夕刻、ウシュアイアを出港し、ビーグル水道を航行して南極に向かいます。●詳細日程第2〜3日目ドレーク海峡 & スコシア海クルーズサウスジョージア島へ向かう途中、南極収束地点(南極前線ともいう)を通過します。 数時間以内に水温が大幅に下がります。南極の海水の殆どは亜南極の海水の下に沈む一方で、混合と湧昇が同時に起こっている領域ではより栄養価の高い水が海面まで上昇します。この現象により、アホウドリ、ミズナギドリ、ウミツバメ、クジラドリ、トウゾクカモメなど数種の海鳥が船の近くに集まります。第4日目シャグ・ロックス(シャグ岩礁)サウスジョージア島探検クルーズ 15日間 No.7気象状況によっては、シャグ・ロックスを通過する場合があります。サウスジョージア海嶺の浅瀬にある6つの島からなる小さなグループです。この地域の栄養豊富な海は、鳥やクジラに豊富な餌を提供します。これらの島々は、鮮やかな青い目とくちばしの黄色い斑点で知られるサウスジョージアムナジロヒメウにちなんで名付けられました。ジラドリとミナミモグリウミツバメは、特にフスビクの地域で観察されることがあります。◆グリトビケン : この廃墟となった捕鯨基地では、キングペンギンが道を歩き、ゾウアザラシが我が物顔で横たわっています。ここでは、サウスジョージア博物館やシャクルトンの墓を訪れる事ができるかもしれません。◆コブラーズ・コーブ、ゴドスル :       コブラーズ・コーブではマカロニペンギンを見るためにルッカリー・ポイントを目指します。海岸線に沿って、ハイイロアホウドリが巣を作り、オオフルマカモメも観察できます。ゴドスル/Godthul(ノルウェー語で「良い入り江」を意味)はノルウェーの捕鯨者やアザラシ猟師によって命名され、今でも海岸線に沿って骨などの遺跡が見つかります。ビーチはゼンツーペンギンやアザラシの生息地です。◆ロイヤル・ベイ(モルトケ・ハーバー、ウィル・ポイント、ブリスベン・ポイント) :      ロイヤル・ベイのモルトケ・ハーバーは、1882年にドイツの国際極年探検隊によって名づけられ、彼らの住居跡の一部が今も残っています。ロイヤル・ベイの風景は、美しく暗い砂浜で、その後に緑のタソックグラスが続き、最後に雪と氷で覆われたロス氷河が広がっています。ロイヤル・ベイは、島で最も風が強い湾のひとつで、ゾディアック・クルージングは壮観です。ここには約3万番(つがい)のキングペンギンが生息しています。◆クーパーベイ : ヒゲペンギンの生息数が最も多く、ゼンツーペンギンやマカロニペンギンも生息しています。ナンキョクアジサシ、ノドジロクロミズナギドリ、ナンキョクムナジロヒメウ、ハイイロアホウドリなども観察できます。乗船 & 出港24

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