クォーク社 2025-26年 南極
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ブエノスアイレス発着コウテイペンギンのコロニーを訪ねる探検クルーズ 14日間●4月頃、コウテイペンギンの群れは、海を離れて氷原のコロニー●彼らは通常、南極の内陸部に少なくとも50km、時には150km●交尾は5月に行われます。●コウテイペンギンのメスは重さ約460gの卵を1個産みます。●産卵後、オスは、メスから卵を引き継ぎ、卵を足の上に置き、腹部にある皮膚のたるみ(抱卵嚢)で覆って保温しながら約2ヶ月間抱卵し続けます。●メスは、産卵までに蓄えた栄養を使い果たしてしまうため、産卵●オスは海を離れて上陸してから卵が孵化するまでの約110日●オスはこの間、体重が20kgも減ることがあります。また、保温のため、背中を風に向けて集団で身を寄せ合うことが多です。(ハドリングという円形に身を寄せ合って身体を温める独自の習性があります)●メスは約2か月間海に留まり、ヒナが孵化するまで戻ってこない●ヒナは約2か月後に孵化します。●未だ、メスが海から戻っていない場合、オスは、食道から吐き出に向かいます。以上移動します。後、餌を求めて海に向かいます。間、絶食状態となります。可能性があります。したペンギンミルクと呼ばれる分泌物をヒナに与えます。●コウテイペンギンは、最も過酷な環境で子育てをする事で知られています。です。●コウテイペンギンは、南極の冬に繁殖する唯一のペンギン種●コウテイペンギンは、ペンギン目の中で最大です。●他のペンギンを含め、どの鳥よりも深く潜ることができます。●彼らは3歳で性的に成熟します。■学名 : Aptenodytes forsteri■分布 : 南極大陸■体長 : 100〜122 cm ■体重 : 25〜45 kg ■餌 : 魚を主食としていますが、甲殻類やイカ、タコなどの頭   足類も食べます。■外観 : 外観:頭と背中は黒く、腹は白く、首の周りに黄色の   縁取りがあります。●メスは、8月初め頃に食物を胃に貯蔵して繁殖地に帰って●その後、メスはヒナの給餌と保温を引き継ぎ、今度はオ●オスは1ヶ月弱、海に留まります。海へ行ったオスは、メスと同じように食物を胃に貯蔵して、数週間後にコロニーに戻ってきます。以後、オスとメスが交代でヒナの番と餌運びを行います。●ヒナが生長して餌の量が増えていくと、オスとメスが両●孵化から約1ヵ月半後、コウテイペンギンのヒナは、親の足元から飛び降り、他のヒナと一緒に共同保育所「クレイシ」に合流します。●クレイシは子育てを行っていない若鳥などに守られなが●11月に入る頃、ヒナが成鳥の羽に換羽し始めると、親鳥●12月にはコウテイペンギンが海へ戻る旅が始まり、繁殖きて、オスの鳴き声で家族を見つけます。スが採餌のために海に向かいます。方とも海に出るようになります。ら徐々に海岸へと移動します。は餌を与えるのをやめます。サイクルが再び始まります。 No.328Emperor Penguinコウテイペンギン

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